ハイパーリキッド(HYPE)は、2日足チャートで数か月間続いた対称三角形を上抜けし、現在39.71ドル付近で推移している。測定上昇幅によれば、さらに68%上昇して52.27ドルに達する可能性。
この上昇は、1月下旬から続いた収束するトレンドライン間での圧縮局面を経て発生した。HYPEは過去1週間で約19%上昇したが、主要なモメンタム指標はこの強気な価格構造と逆行している。
弱気ダイバージェンスでHYPE需要減速
2日足チャートでのチャイキン・マネー・フロー(CMF)は現在-0.08となっており、ゼロラインを下回っている。このマイナス値は、最近の39ドル超で推移する価格にもかかわらず、HYPEから資金が流出していることを示唆。
CMFはHYPEとの間に下降ダイバージェンスを形成している。3月初め以降、価格が高値を更新している一方で、CMFは1月下旬から続く下降トレンドラインに沿って下落を継続。このダイバージェンスは、47~52ドルゾーンへの勢いを維持するために必要な機関投資家の買い圧力が不足している可能性を示す警告。
トークンのテクニカル分析と市場の最新情報:さらに詳細なインサイトをご希望の場合は、編集者ハルシュ・ノタリヤが毎日お届けするニュースレターにご登録ください。こちら。
上昇シグナルへ転換するには、CMFが0.00を上回って推移する必要がある。それまでは、本ラリーは実需による積極的な買いではなく、流動性主導の動きと捉えるべき局面。
ショート清算集中が次の動向を後押しするか反転要因となるか
バイナンスのHYPE/USDTパーペチュアルにおける過去30日間の清算マップを見ると、45~48ドルにかけて大規模なショート清算のクラスターが存在。特に47ドルでは、累計ショート清算レバレッジが1830万ドルに達する。
このクラスターは“マグネット”として機能する。HYPEが43~44ドルを出来高を伴い上回れば、この45~48ドル帯のショート清算が連鎖して買い圧力となり、一段の上昇を後押しする可能性もある。この水準は最も清算密度が高い帯域の中に位置。
一方で、39.61ドルという現在値もまた、長いポジションの大量清算が直近で解消された要所に該当する。ここは47~48ドル帯ほど密集していないが、40~43ドルを力強く突破できるかが上昇には不可欠。
HYPE価格、突破すべき重要水準
HYPEは1月中旬から3月初めにかけて形成された対称三角形を上抜けた。パターン下限のトレンドラインは20.48ドル安値からの上昇サポートとして機能し、上限の下降トレンドラインが各上昇局面を抑えてきたが、3月初めにブレイクアウトを達成した構図。
この三角形からの測定上昇幅は、フィボナッチ1.786倍伸展値の52.27ドルがターゲット。現在の39.71ドル付近から68%高水準。また1.5倍伸展値47.40ドルも中間ターゲットとなり、前述したショート清算クラスターと重なる。
直近では、ハイパーリキッドが2026年2月に予測市場とオプション取引サポートを導入。これらの発表は、市場環境が後押しすれば材料となる可能性もある。38.42ドルが維持され、CMFが再びゼロを超えるなら47.40ドル到達の道が開ける。逆に同サポート割れなら、ブレイクアウトシナリオ全体に疑義が生じる。
重要なサポートはフィボナッチ1.0リトレースメントの38.42ドル。日足でこれを下回ると、ブレイクアウト失敗のサインとなり、HYPEは0.786水準34.59ドルまで下落が見込まれる。上方向では、まず1.236倍伸展値42.66ドルが最初のレジスタンスとして立ちはだかり、その先に47ドル台が視野入り。