インターネット・コンピューターは11日、急騰した。主要な取引所への上場発表を受け、16.7%の急上昇を記録し、市場の注目を集めた。
しかし、水面下ではすでに懐疑的な見方も出始めており、テクニカル面の初期シグナルは、この上昇が強固な基盤の支えなくして継続するのは難しいことを示唆している。
ICP保有者が損失で売却
ICPの急騰に対する初期の保有者の反応は売却であった。上昇局面での利益確定は通常の行動だが、本日の取引分布には懸念が残る。1日を通じて約786万ドル相当のICP取引が利益確定として記録された。
さらに注目すべきは、損失取引として記録された1023万ドルである。この数値は、多くの売り手が取得価格を下回る水準で市場から退出したことを示し、戦略的な利益確定ではなくパニック売りであることを物語る。このような動きは下押し圧力を追加し、Upbit上場発表によるポジティブな勢いを相殺する可能性がある。
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ICPの急騰後、先物市場の動きは著しく弱気に転じた。価格の上昇局面でトレーダーがショートポジションを急増させ、ファンディングレートはマイナス圏に沈んだ。マイナスのファンディングレートはショート売り手がプレミアムを支払っていることを示し、価格調整を広く予期する市場心理を表す。
こうした弱気な先物市場のポジションは、自己実現的なダイナミズムに陥る可能性がある。ショートの集中によって構造的な売り圧力が加わり、さらなる上値が抑えられる展開となり得る。もしICPが主要水準を上回ったまま推移できなければ、デリバティブ市場のネガティブセンチメントが押し戻しを加速させる恐れがある。
ICP価格に反転の兆し
ICPは2.78ドルで推移し、Upbit上場による16.7%の急騰を経て2.74ドルのサポート水準を維持している。この上昇でアルトコインは50日指数平滑移動平均線を上抜け、テクニカル的にも重要な転換となった。価格は過去に2.36ドルのサポートで反発し、短期的な回復基調を形成した。
強気なテクニカル形状にもかかわらず、上述した弱気なシグナルがICPは2.88ドルのレジスタンス突破に苦戦する可能性を示している。ここで上抜けに失敗すると、2.56ドルへの反落が生じ、本日の上昇分が一部帳消しとなるリスク。パニック売りやマイナスファンディングレートが上昇持続には逆風となる。
投資家センチメントの転換が好材料となり得る。もし買い手が2.74ドルを下支えとして主導権を取り戻せば、ICPは2.88ドルへの挑戦が現実味を帯びる。このレジスタンス突破となれば3.10ドルへの道が開け、弱気シナリオを否定しUpbit上場効果が価格に定着したと確認できる。