インドの暗号資産取引所CoinDCXが約44.2百万ドルの被害を受けたと、ブロックチェーン調査員のZachXBTとセキュリティ企業Cyversが報告した。
取引所のスミット・グプタCEOは、内部ウォレットが侵害されたことを確認した。しかし、顧客資金は安全であると述べた。
CoinDCXハッキング、トルネードキャッシュ資金に遡る
ZachXBTは金曜日の早朝に事件を報告し、攻撃者のアドレスがTornado Cashを介して1 ETHを受け取った後、ソラナからイーサリアムへ資金をブリッジしたと述べた。
資産の流れは、クロスチェーンでの協調的な資金洗浄戦略を示唆している。
Sponsored一方、オンチェーンデータは、複数のアドレスとプロトコルを通じた資金移動を確認している。侵害されたウォレットはCoinDCXの公開された証拠金報告には含まれておらず、手動での帰属が必要であった。
CoinDCXが侵害を確認、ユーザー資金は安全と発表
CoinDCXの共同創設者兼CEOのスミット・グプタは、ZachXBTの投稿から数時間後に事件を認めた。同氏は、侵害されたのはパートナー取引所での流動性に使用される内部ウォレットであり、ユーザー向けのウォレットではないと明らかにした。
声明によれば、プラットフォームは侵害を引き起こしたサーバーの侵入を調査中である。影響を受けた内部システムを凍結し、セキュリティ専門家と協力して事件の封じ込めに努めている。
この侵害は、CoinDCXのホットウォレットからの不審な引き出しを検知したブロックチェーン脅威インテリジェンス企業Cyvers Alertsによって最初に警告された。資金は迅速に複数のウォレットを経由して送られ、追跡が複雑になっている。
これは進行中のストーリーである。
