ツイッター共同創業者のジャック・ドーシー氏は、自身が率いるブロック社において約半数にあたる4,000人超の従業員を削減し、職員総数を1万人超から6,000人弱まで縮小する方針を明らかにした。
同社が解雇を実施する背景には、AIツールの導入によって従業員の業務が不要になる可能性があることがある。
AI活用の解雇が続く
ドーシー氏は従業員向けのメッセージで、今回の決断について「会社の歴史の中で最も難しい判断の一つ」と表現した。同氏は、解雇の理由が財政的な困難ではないとし、粗利益は引き続き増加しており、収益性も改善していると述べた。
同氏はその理由として、インテリジェンス・ツールの急速な進化と、より小規模でフラットなチームへの移行を挙げた。
対象となる従業員には20週間分の給与に加え、勤続年ごとに追加で1週分の給与が支給される。
さらに、5月末までの株式付与、半年間の医療保険、業務用デバイス、移行支援として5,000ドルが支給される。国際的な条件は各国の法令により異なる。
ドーシー氏は、段階的な削減ではなく即時実施を選んだと説明した。同氏は、繰り返しの解雇が士気と信頼を損なうと主張した。
ブロック(旧スクエア)は、加盟店向け決済システムや個人間送金サービス「キャッシュアプリ」を運営している。
キャッシュアプリではビットコインの売買が可能。会社はビットコインをバランスシートに保有し、セルフカストディツールやマイニング事業にも投資している。
ドーシー氏は、ブロックをビットコイン開発と強く連携させる方針としている。
以前、ドーシー氏は2006年にツイッターを共同創業し、2度CEOを務めた。2021年11月に退任した。
2022年10月にはイーロン氏がツイッターを買収し、後にXと名称を変更した。この際、ドーシー氏は同買収を公に支持した。
この再編は、ドーシー氏がインテリジェンスを中核とした小規模チーム体制へ転換する、ブロックの大きな節目となる。