AI、DeFi、ゲーム、消費者向けアプリケーションのために検証済み配信ネットワークを構築するプロトコル「KGeN」が、新たな戦略的資金調達ラウンドで1,350万ドルを調達した。
BeInCryptoへの声明で同社は、Jump Crypto、Accel、Prosus Venturesの出資を受けた今回のラウンドにより、累計資金調達額が4,350万ドルに達したと明らかにした。
KGeN、新たな資金調達で世界展開を加速
Sponsored今回の調達は、2023年1月のシードラウンド(2,000万ドル)、2024年のエコシステムラウンド(1,000万ドル)に続くもの。これにより、KGeNは配信・商取引・ロイヤルティのインフラ拡大を加速し、現在は60か国以上でサービスを展開している。
KGeNの基盤には「VeriFiネットワーク」と「POGEフレームワーク」がある。POGEはプライバシー保護型のアイデンティティと評判システムで、実在ユーザーを検証しオンチェーンでエンゲージメントを構築する。これまでに8億7,600万件超のデータポイントを集約し、主要サービスを支えている。これにはバイオメトリクスを用いたユーザー獲得、オンチェーンでのプログラム可能なロイヤルティ報酬、分散型ストア「K-Store」の提供などが含まれる。
KGeNは3,890万人のユーザー基盤を有し、月間アクティブユーザーは614万人、日間アクティブユーザーは78万人に達する。パートナー企業は200社以上に拡大しており、年間収益は4,830万ドルを計上している。
KGeNは消費者成長における最大の課題である「信頼」を解決する。実在ユーザーを検証し、評判を資産化することで、AI、DeFi、ゲーム、消費者向けアプリにスケーラブルで変換可能な配信レールを提供している
—— KGeN エルダー・カウンシル、マニッシュ・アガルワル氏
今回のラウンドは投資家から強い支持を集めた。
検証済みユーザー、実際のトラクション、オンチェーンでの証明が、KGeNを次世代AIとDeFiの波におけるインフラ層へと押し上げている
—— Jump Crypto CIO、サウラブ・シャルマ氏
Accelのプラティク・アガルワル氏も「新しいカテゴリーを構築しながらARRを4,800万ドルまで拡大したのは際立った成果だ」と評価した。
この勢いを背景に、KGeNはインターネット全体で信頼できる配信レイヤーとしての地位を固め、スケーラブルで検証可能なユーザー成長を支えることを目指している。