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KLab、金8100万円を追加購入―ビットコイン買い増しはせず

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執筆&編集:
Shigeki Mori

10日 2月 2026年 15:48 JST
  • KLabが2月2~6日に金8177万円分を購入、ビットコイン買い増しは見送り。保有22.46BTCの評価損は約8000万円に拡大
  • AI活用レポートで「6万ドル~5万5000ドルが最終防衛ライン」と分析、恐怖指数は2023年以来の最低水準を記録
  • 主要金融機関の予測を統合し2026年末15万4200ドルと算出、中長期的な買い増し方針は維持する姿勢を示す
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東証グロース上場のゲーム開発会社KLabは9日、ビットコインと金(ゴールド)の保有状況を公表した。2月2日から6日にかけて金の純金上場信託を8177万円分購入したが、ビットコインの買い増しは見送った。同社は同6日時点で22.46BTCを保有しているが、評価損は約8000万円に達している。ビットコインが6万1000ドル付近まで急落する中、同社はAIを活用した市場分析レポートで「6万ドルから5万5000ドルが絶好の仕込み場」との見解を示し、中長期的な買い増し方針を維持している。

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ビットコイン保有は見送り、金のみ追加

KLabが2月9日に公表した購入報告によると、2月2日から6日の期間中、金の純金上場信託3450口を平均単価2万3702円で購入し、総額8177万円を投じた。一方、同期間中のビットコイン購入は実施しなかった。

2月6日時点での同社の暗号資産保有状況は、ビットコイン22.46BTCで評価額は約2億3336万円となっている。平均購入単価は1395万7609円だが、2月6日時点の時価は1039万6459円であり、評価損は約7998万円に達した。金については1万1635口を保有し、評価額は約2億7521万円、評価損は約162万円となっている。資産配分はビットコイン45.91%、金54.09%である。

KLabは2025年11月から段階的にビットコインと金の購入を開始し、これまでに5回の買い増しを実施してきた。直近では1月28日から30日にかけて、ビットコイン9.65BTCを約1億2801万円、金2955口を約7571万円で購入していた。

同社の暗号資産投資戦略は株式市場でも注目を集めており、株価は2025年12月以降急上昇している。2月10日の東京株式市場で同社株は前日比23円(7.30%)高の338円で取引を終えた。年初来高値は2025年12月15日の413円を記録しており、2025年5月8日の年初来安値105円と比較すると約3.2倍の水準となっている。時価総額は約260億円に達した。

Klab 株価チャート:Yahoo Finance
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AI活用レポートで「6万ドル台は安値圏」と分析

同社は購入判断にあたり、AIを活用して世界中のアナリストの見解を網羅的に収集・分析する独自の仕組みを構築している。2月6日発行の「KLab with AI BTCレポート」では、現在の急落局面について詳細な分析を公表した。

レポートによると、ビットコインは2月6日時点で6万1000ドル付近まで下落したが、6万ドルから5万5000ドルの価格帯を「最終防衛ライン」と位置づけている。この水準は2024年の安値圏であり、多くの長期保有者の取得コスト帯と重なる心理的な大台だという。また5万8000ドルから5万5000ドルのゾーンには、過去のサイクルで反発の起点となった200週移動平均線などの重要なテクニカル指標が集中している。

市場の恐怖・強欲指数は「9(極限の恐怖)」を記録し、2023年の計測開始以来最低水準に達した。同社のレポートは「歴史的に見れば全員が悲観している時こそが買い場となる可能性を示唆している」と分析している。

年末15万ドル予測を維持、EA契約解消の影響も注視

KLabのAIレポートは、スタンダードチャータード銀行やJPモルガン、ゴールドマン・サックスなど主要金融機関の予測を運用資産残高や過去の精度で重み付けし、荷重平均値を算出している。その結果、2026年末のビットコイン価格予測は15万4200ドルとなった。

各機関が2025年末に行った予測はスタンダードチャータード銀行が15万ドル、JPモルガンが17万ドル、ゴールドマン・サックスが20万ドルとなっており、現在の6万ドル台は「1年スパンで見れば通過点に過ぎない」との見方が支配的だという。回復の鍵を握るのは、連邦準備制度理事会(FRB)による政策軟化現物ETFへの資金流入再開、大企業による追加購入発表の3点としている。

一方、KLabは同6日、米エレクトロニック・アーツ(EA)と共同開発していたサッカーシミュレーションゲーム「EA SPORTS FC TACTICAL」の開発中止とEAとの協業契約解消を発表した。同プロジェクトは事業計画の重要な柱の1つだったが、業績への影響は軽微としている。開発費用の減損処理は完了しており、今後新たな減損損失は発生しない見通しだ。

KLabは暗号資産投資について「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」と称し、ビットコインと金を組み合わせた資産配分を実施している。今回の購入見送りは短期的な市場変動を見極める姿勢を示したものとみられるが、中長期的な買い増し方針は維持している。同社は購入報告を原則として翌週月曜日に公表しており、購入を実施しなかった週は報告を行わない方針だ。

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