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LINE NEXTのWeb3ウォレット、JPYCを採用

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執筆&編集:
Shigeki Mori

27日 2月 2026年 15:32 JST
  • LINE NEXTが近日リリース予定のWeb3ウォレット「Unifi」において、日本円ステーブルコイン「JPYC」の採用を正式決定。LINEアプリ上でリワードや決済に活用される。
  • Unifiはノンカストディアルウォレットとして、追加アプリ不要でLINEアカウントから直接利用可能。ブロックチェーンを意識させないユーザーインターフェースが特徴だ。
  • JPYCはKaiaブロックチェーン上での発行検討を開始。現在のアバランチ、イーサリアム、ポリゴンに続く第4のチェーン対応となる見込みである。
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LINEヤフーグループのLINE NEXTは27日、近日リリース予定のWeb3ウォレット「Unifi」において、日本円連動ステーブルコイン「JPYC」の採用を正式に決定した。これに伴い、レイヤー1ブロックチェーン「Kaia」上でのJPYC発行に向けた検討も開始された。JPYC側もこの決定を同日発表した。

LINEアプリで利用できるノンカストディアルウォレット

Unifiは、LINEアカウントだけで利用できるノンカストディアルウォレットとして設計されている。ユーザーはLINEアプリ上でウォレットの開設が可能で、追加のアプリインストールを必要としない。中央管理型サービスのリスクを回避しながら、日本円建てのJPYCを保持できる点が特徴だ。

ウォレット作成から送金、決済、リワード受け取りまでがLINEアプリ上で完結する設計となっており、メッセージを送る感覚でデジタルマネーを送付できる。ブロックチェーンを意識させないユーザーインターフェースにより、一般ユーザーへの拡張を目指している。

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2月27日に開催された金融カンファレンス「Money X」でのトークセッションにおいて、LINE NEXTのWeb3ビジネス日本事業統括本部長である栗原俊幸氏は、JPYCのユースケースについて「Unifi上でのリワードでの利用を想定している」と発言した。

キャンペーンやデジタルコンテンツ購入、コミュニティ報酬など幅広い用途に対応し、将来的なクロスボーダー展開やWeb3サービス連携にも拡張可能としている。

Kaiaチェーンでの発行を検討

JPYCは現在、アバランチイーサリアムポリゴンの3チェーンで発行されている。今後は米サークルインターネットグループが開発する企業向けレイヤー1ブロックチェーン「Arc」にも対応する予定で、今回のKaiaへの対応はこれに続くものとなる。

Kaiaは、韓国のKakaoが開発した「Klaytn」と日本のLINEが開発した「Finschia」が2024年に統合して誕生したレイヤー1ブロックチェーンである。KakaoTalkとLINEを合わせた約2.5億人のユーザー基盤を持ち、イーサリアム仮想マシン互換であるため、開発者は既存のイーサリアムの知識やツールを活用してアプリケーションを開発できる。

JPYC社とLINE NEXTは今年1月、JPYCの活用に向けた協業検討を開始する基本合意書を締結していた。今回の正式採用により、生活インフラとして定着したLINE上でステーブルコインが利用できる環境が整うことになる。

JPYC社の岡部典孝代表取締役は「生活インフラであるLINE上で、自己管理型ウォレットを通じてJPYCが利用できることは、大きな転換点だ。ユーザーはブロックチェーンの仕組みを強く意識することなく、日常の延長線上でJPYCを活用できる環境が整う」とコメントした。

LINE NEXTのYOUNGSU KO代表は「Web3の複雑さを取り除いたUnifiに、安心なJPYCが加わることで、日本のユーザーに最も親しみやすいウォレット体験を提供できる」と述べている。

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