Machi Big Brotherがイーサリアム市場に再び姿を現した。今回は過去最も積極的な取引の一つとなった。1月12日、著名な暗号資産クジラである同氏は、ハイパーリキッドで3400万ドルのレバレッジETHロングを再び組成した。
このポジションはほぼ直後に逆行し、数時間で約32万5000ドルの損失を抱える展開となった。ただし、全体像はさらに芳しくない。オンチェーン追跡によると、同氏のハイパーリキッド口座の累積損失は現在2250万ドルに達し、ピーク時の資産額から6700万ドル超下回る水準。
高レバレッジ志向の傾向
今回の動きは、12月に一連の強制清算によって複数のイーサリアムロングを失って以来、Machi氏による大規模な再参入となる。
Machi Big Brotherは、ジェフリー(ジェフ)・ホアン氏の暗号資産コミュニティで用いられる仮名。同氏は著名トレーダーかつオンチェーンクジラであり、物議を醸す人物でもある。
Machi氏の今回の新たな賭けは、ここ数カ月の極端なリスクテイクに続くもの。11月から12月にかけては、2000万ドルから2500万ドル超までのETHロングを構築し、15倍から25倍のレバレッジを繰り返し利用した。
Sponsored Sponsoredこれらのポジションは、ETHが3300ドル付近から下落した局面で崩壊した。
イーサリアム価格、重要局面に差し掛かる
Machi氏の新たなタイミングは、イーサリアムが不安定な領域で推移する中での動きである。
Sponsored SponsoredETHは現在、3000ドルから3100ドル近辺で推移し、今月初めに3300ドル付近のレジスタンスを突破できなかった。
ETFからの資金流出やFRBの利下げ期待の後退を受け、ここ数週間は価格が停滞気味となった。
一方で、取引所におけるETH供給は依然として数年ぶりの低水準にあり、ステーキングでも大量のコインがロックされた状況。
そのため、市場構造は流動性が薄く、急激な値動きがどちらの方向にも生じやすい。
Sponsoredそれでもセンチメントは慎重なまま。先物資金調達率は時折マイナスに転じ、オンチェーンデータでも新規のロング構築よりヘッジ取引が目立つかたち。
マチ氏の本当の狙い
Machi氏の新たなポジションは、イーサリアムが3000ドルを維持し、3300ドルから3500ドルのゾーンへ反発するとの強い確信に基づいた賭けである。
ただし、レバレッジゆえに猶予はごくわずか。3400万ドルのポジションに対し、200万ドル未満しか担保がなく、ETHが1桁%でも下落すれば再び清算リスクが高まる。
市場にとって同氏の取引は、強気なシグナルというより、現在のイーサリアム下値を試すストレステストの役割を果たしている。