ビットコインの最大の公開企業保有者であるMicroStrategyが、Nasdaq-100指数に初登場する。
この大きな出来事は、今年のビットコイン価格の急騰と共に株価が大幅に上昇したことによる、同社の成長する重要性を示している。
MicroStrategy、ナスダック100デビュー:暗号資産の大きな出来事
MicroStrategyの追加は、Illumina、Super Micro Computer、Modernaの除外に続くもので、Palantir TechnologiesとAxon Enterpriseも指数に加わるーだ。これらの変更は12月23日の市場開場前に実施される予定である。
Nasdaq-100は、Apple、Microsoft、Tesla、Nvidiaなどの大手企業を含む、Nasdaq取引所に上場している上位100の非金融企業を追跡するーだ。MicroStrategyのこのエリートグループへの追加は、暗号資産関連企業の機関投資家による認識の高まりを示しているーだ。
Invesco QQQなどのNasdaq-100を模倣する上場投資信託(ETF)は、MicroStrategyをポートフォリオに組み込むことになるーだ。この動きは、同社の受動的投資への露出を増やし、ビットコインのパフォーマンスとの関連を深める可能性があるーだ。
金融アナリストはこの展開を重要と見ているーだ。Rajat Soniは、MicroStrategyの株価がビットコインの上昇傾向から利益を得ており、受動的投資の流入が増加することで資金調達能力が向上する可能性があると指摘したーだ。これにより、同社はさらにビットコインを取得できるようになり、暗号資産の価格上昇を促進する可能性があるーだ。
「ビットコインの価格が上昇すると、MicroStrategyの株価も上昇し、NASDAQでの順位も上がる。これにより、同社の株への配分が増え、より多くの資金が受動的にMSTRに流れ込む必要がある。MicroStrategyはその後、より多くの負債を発行し、さらにビットコインを購入できる」ーとSoniは述べた。
しかし、いくつかの注意が必要である。BloombergのETFアナリスト、James Seyffartは、MicroStrategyが3月までに金融機関として再分類される可能性があり、指数から除外される可能性があると警告したーだ。この再分類のリスクは、同社がその評価においてビットコインに大きく依存していることに起因しているーだ。
MicroStrategyの変革は、ビットコインを主要な財務資産として中心に据えているーだ。同社は現在、423,650以上のビットコインを保有しており、その価値は約431億8千万ドルである。注目すべきは、この総額の40%が先月に取得されたものであり、暗号資産の積極的な取得へのコミットメントを示しているーだ。
一方、エグゼクティブ・チェアマンのMichael Saylorは、同社の成功をビットコインに焦点を当てた戦略に帰しているーだ。過去4年間で、MicroStrategyの株価は124%上昇し、S&P 500などの主要指標を上回っているーだ。
Saylorは、ビットコインの採用が同社の競争力を強化したと強調し、進化する金融エコシステムにおけるリーダーとしての役割を確立しているーだ。
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