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ADAは2025年に7割下落 新たな需要源2つ浮上

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著者:
Nhat Hoang

19日 12月 2025年 19:51 JST
Trusted-確かな情報源
  • 深夜の取引活発化がカルダノの活動を押し上げ、ADAの需要が増加している。
  • 深夜にADAの買い圧力が強まっており、手数料や流動性スワップネットワークでの利用が際立った。
  • ADAが暗号資産インデックス型ETPに組み入れられ、長期保有者の支援が回復を後押しする可能性がある。
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カルダノ(ADA)の価格は2025年に70%下落し、昨年のすべての上昇分を帳消しにした。時価総額で上位10位のアルトコインの座は維持しているが、多くの保有者の間で不満が高まっている。

しかし、12月下旬にはADAの回復を支えうる兆しも見え始めた。最も注目されるのはミッドナイト(NIGHT)への需要増加である。

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Midnight(NIGHT)の取引需要がADAに与える影響

まず、カルダノ系の分散型取引所(DEX)におけるNIGHT取引量の急増が主要な原動力として際立っている。

ミッドナイトはカルダノを手がけたInput Output Global(IOG)が開発したブロックチェーンネットワークである。同ネットワークはゼロ知識証明技術を活用し、データプライバシーを重視している。

カルダノのステークプールを運営するCardanians社は、カルダノDEXでのNIGHT取引がオンチェーン活動の新たな波を生み出していると報告した。

Cardano DEXs Volume. Source: Cardanians
カルダノDEX取引量 出典: Cardanians

データによれば、カルダノDEXの取引量は先週1億2500万ADA、今週はこれまでに5900万ADAに到達している。

カルダノのDEXアグリゲーターであるDexHunterは、NIGHTの板情報においてADAでNIGHTを買いたい需要が売りたい需要を上回っていると報告した。具体的には、買い注文が138万ADA、売り注文が48万ADAである。

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Midnight (NIGHT) Order Book. Source: DexHunter
ミッドナイト(NIGHT)板情報 出典: DexHunter

「NIGHTは現在のカルダノはもちろん、すべてのエコシステムで最も期待されるプロジェクトのひとつだ」とDexHunterは述べた

こうしたシグナルはミッドナイトへの関心の高まりと、手数料・流動性・スワップの基軸資産としてのADA需要増加を示している。

ミッドナイトへの関心がどれだけ続くかは現時点で不透明だが、いまのところ需要の勢いを生み出しており、他の要因と組み合わさることでADA反発を後押しする可能性がある。

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暗号資産指数ETPで人気のカルダノ 保有者も堅調

次に、暗号資産インデックス投資商品のひとつである「暗号資産インデックスETP」におけるADAの独自の立ち位置も重要な役割を果たしている。

専門家ジェームズ・セイファート氏の分析によれば、同氏が調査した6つのETP商品すべてにADAが唯一組み込まれていた。

ジェームズ・セイファート氏は、2026年により多くの暗号資産インデックスETPが登場すると予想している。これらの上場投資商品は、複数の暗号資産を組み合わせた分散型バスケットを保有する。

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カルダノが多くのETPに組み入れられていることは、金融機関がADAを安定した長期成長銘柄と見なしていることを示す。この見方は他の多くのアルトコインに対しADAの優位性を際立たせる。

こうした立ち位置は機関投資家からADAへの資本流入を促し、同時に買い圧力を生み出し、個人投資家も引き寄せる。

さらにDeFiLlamaのデータによると、ADA建てで計測したカルダノの総預かり資産(TVL)は相場が不安定な状況でもおよそ5億で安定している。この水準は、投資家が資金を引き揚げず、保有を継続していることを示す。

Cardano's Total Value Locked. Source: DeFiLlama
カルダノ総預かり資産(TVL) 出典: DeFiLlama

1日あたりのアクティブアドレス数も年初から2万5000前後で安定している。

価格下落とオンチェーン活動の持続は、投資家がエコシステムから撤退していないことを示唆する。この姿勢は保有者の長期的な信頼感の表れであり、ADA回復の引き金となりうる。

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