MYXファイナンスは今週、暗号資産市場で最も急激な日中上昇のひとつを見せた。約2週間にわたる下落が続いた後、アルトコインは12時間足らずで90%上昇した。この急反転でショート勢は不意を突かれ、投機的な関心が再燃した。
この急騰は、コンセンシス主導でコンセンシスメッシュおよびシステミックベンチャーズも参加したMYXファイナンスの戦略的資金調達ラウンドの報道を受けたもの。発表はMYX V2のローンチに先立って行われた。投資家は、この資本参加を長期的な持続可能性の裏付けと受け取り、直ちに買い需要を呼んだ。
MYXファイナンスの回復は予見されていた
BeInCryptoの分析によれば、反発はすでに予想されていた。価格と出来高を用いて売買圧力を測るマネーフロー・インデックス(MFI)が20.0を下回った。MYXが極端な売られ過ぎ水準に突入したのはローンチ以来初めて。
売られ過ぎの指標は、売りの枯渇を示すことが多い。MFIが20.0を下回ると、下落の勢いが鈍化しやすい。データは、パニックによる投げ売りが飽和に達したことを示していた。売り圧力が緩むと、新たな買い戻しが始まり、急反発の条件が整った。
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デリバティブのポジションも強気な転換を裏付ける。清算マップによるとMYXの契約は現在、ロングポジションへの傾斜がみられる。およそ246万ドルのロングポジションが稼働しており、トレーダーの楽観が強まっている状況。
ファンディングレートもプラス圏に転じた。プラスのファンディングは、ロング勢がポジション維持に支払いを伴うことを意味する。この構図は上値継続への自信を示唆。ただし、過剰なレバレッジは勢いが止まれば変動性を高める可能性。
MYX価格に複数の壁突破が必要
MYXの価格は金曜日に90%上昇し、24時間の上昇率は70.6%に達した。本稿執筆時点で、トークンは1.74ドルで取引されている。この動きで直近12日間に記録した87%の下落分の一部が相殺された。
次のレジスタンスは1.82ドル。ここを明確に突破すれば、2.28ドルへの道が開ける可能性がある。出来高と資金流入の持続が突破確認のために不可欠。根拠が伴わなければ、上値は脆弱さの残る展開となる。
もしこの急騰が資金調達ラウンドを巡る思惑のみであれば、売り圧力の再燃も早いかもしれない。上昇維持に失敗すれば、MYXは再び1.01ドル付近へと押し戻される可能性。この場合、強気シナリオは否定され、ここ数日の回復も大きく失われる。