オンチェーン情報の追跡プラットフォーム・アーカム(Arkham)は21日、北朝鮮のハッカー集団「ラザルスグループ」がビットコイン(BTC)の保有量で世界3位になったと報告した。
アーカムの報告によれば、北朝鮮のハッカー集団「ラザルスグループ」は20日現在、約1700億円以上相当のビットコインを保有しているとみられている。これは、米国政府が保有する約2.5兆円相当、それに次ぐ英国政府が押収した犯罪収益の約6000億円相当に次いで世界3位の保有量となる。
ラザルスグループは、北朝鮮当局の下部組織と見られるサイバー攻撃集団。
日本政府が極めて異例ながら「パブリック・アトリビューション(政府がサイバー攻撃の実行者とその背後の国家機関を特定し公表すること)」を公表するほど、サイバー攻撃・巨額窃盗事件に関与している。その動きは2016年、バングラデシュ中央銀行に侵入し、8100万ドルを不正送金した事件から始まったと言われている。
ラザルスは2月、世界第2位の暗号資産取引所「Bybit」が15億ドル相当のイーサリアムを奪われた事件に関与し、それらをビットコインに交換したとみられている。
日本国内においても、ラザルスグループの一派「トレイダートレイター」が2024年5月、「DMMビットコイン」にサイバー攻撃を仕掛け、482億円相当の暗号資産を不正に流出させたと警察庁が公式見解を発表している。DMMビットコインはこの事件をきっかけに廃業に追い込まれた。
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