戻る

北朝鮮のハッカー集団、ビットコイン保有量が世界第3位に

sameAuthor avatar

執筆&編集:
Shigeki Mori

21日 3月 2025年 09:20 JST
Trusted-確かな情報源
  • 北朝鮮のハッカー集団がビットコイン(BTC)の保有量で世界3位になった
  • ラザルスグループは、北朝鮮当局の下部組織と見られるサイバー攻撃集団
  • 世界第2位の暗号資産取引所「Bybit」が15億ドル相当のイーサリアムを奪われた事件に関与したとみられている
プロモーション

オンチェーン情報の追跡プラットフォーム・アーカム(Arkham)は21日、北朝鮮のハッカー集団「ラザルスグループ」がビットコイン(BTC)の保有量で世界3位になったと報告した

アーカムの報告によれば、北朝鮮のハッカー集団「ラザルスグループ」は20日現在、約1700億円以上相当のビットコインを保有しているとみられている。これは、米国政府が保有する約2.5兆円相当、それに次ぐ英国政府が押収した犯罪収益の約6000億円相当に次いで世界3位の保有量となる。

Sponsored
Sponsored

ラザルスグループは、北朝鮮当局の下部組織と見られるサイバー攻撃集団。

日本政府が極めて異例ながら「パブリック・アトリビューション(政府がサイバー攻撃の実行者とその背後の国家機関を特定し公表すること)」を公表するほど、サイバー攻撃・巨額窃盗事件に関与している。その動きは2016年、バングラデシュ中央銀行に侵入し、8100万ドルを不正送金した事件から始まったと言われている。

ラザルスは2月、世界第2位の暗号資産取引所「Bybit」が15億ドル相当のイーサリアムを奪われた事件に関与し、それらをビットコインに交換したとみられている。

日本国内においても、ラザルスグループの一派「トレイダートレイター」が2024年5月、「DMMビットコイン」にサイバー攻撃を仕掛け、482億円相当の暗号資産を不正に流出させたと警察庁が公式見解を発表している。DMMビットコインはこの事件をきっかけに廃業に追い込まれた。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。