Nvidia株は、同社の年次GTC開発者会議で話題を呼ぶ発表が相次いだものの、月曜日には上昇を維持できなかった。
ジェンスン・フアンCEOによる基調講演中に一時急騰したが、その後は反落し、この日の取引を小幅な上昇で終えた。
投資家は当初、Nvidiaの複数の大型アップデート発表を好感した。発表には次世代Vera Rubin AIアーキテクチャ、新たな推論チップ、さらにAI技術でゲーム向けにリアルタイムでライティングやマテリアルを生成するグラフィック技術「DLSS 5」の初披露などが含まれた。
一方で、NvidiaはAIインフラ収益が2027年までに1兆ドルという巨大な商機になるとの見通しも示した。
この予測は、企業がAIモデルを大規模に導入するにつれて、AIコンピューティング需要が加速すると同社が考えていることを反映している。
しかし、強気なヘッドラインにもかかわらず、株式市場では持続的な上昇は見られなかった。
今回の反落には、典型的な「噂で買って事実で売る」反応も一因となった可能性が高い。過去2年間でNvidia株はすでにAIブームを背景に急騰しており、多くの投資家は会議前にポジションを取っていた。
一方、アナリストはNvidiaの1兆ドル予測は短期的な収益ではなく、長期的な潜在力を意味するとの見解を示している。
このため、AIへの投資がどれほど早く利益成長につながるか、より分かりやすいシグナルを待つ投資家も多い。
なお、より広範な市場不安も続いている。クラウド企業はAIデータセンターへの巨額投資を進めているが、こうした支出サイクルがどこまで持続可能かという疑問も残っている。
現時点でNvidiaはAIハードウェア市場を圧倒している。ただし、月曜日の株価の鈍い反応は、たとえ大型発表があっても大幅な上昇の保証にはならないことを示している。