ドナルド・トランプ次期大統領が27日、ポール・アトキンス氏をSEC委員長候補として面談したと報じられている。いくつかの報道によれば、アトキンスがこの役職の有力候補であり、予測市場のオッズを上げている。
アトキンス氏は以前、SEC委員長を務めたことがあり、任期終了後は民間部門で暗号資産の支持を表明していた。
ポール・アトキンス氏が次期SEC議長に？
ブルームバーグの報道によれば、トランプはアトキンスをこの役職の有力候補と考えている。2020年以降、アトキンス氏はデジタル商工会議所の諮問委員会に所属している。同氏はブロックチェーン開発と投資の擁護者として知られている。
選ばれた場合、アトキンス氏はトランプ氏が就任する1月末にゲイリー・ゲンスラー氏の後任となる。現職のSEC委員長は今月初めに辞任を発表し、暗号資産市場に対する悲観的な見解を擁護している。
「アトキンスは暗号資産に精通しているだけでなく、元委員やスタッフとしての経験から、機関の内部事情を深く理解している人物である。アトキンスは、イノベーションを推進する議題を確立し、ゲンスラーの下で失われたと感じられている基準に機関を戻すことができると見られている」とフォックス・ビジネスの記者エレノア・テレット氏が主張した。
ドナルド・トランプ氏は暗号資産を支持することを誓っている。次期政権での任命と改革の包括的な計画を通じてである。トランプはSECの暗号資産に関する管轄権をCFTCに移すことを計画しているが、SECは暗号資産規制の重要な要素である。この役割で、アトキンスは業界に大きな利益をもたらす可能性がある。
テレットは、アトキンスが現在最も有力な候補であると主張しているが、これは確定していない。他にも複数の候補者がいる。SECの経験を持つ者も含まれている。例えば、「クリプトマム」ヘスター・ピアースも可能性のある候補であり、彼女はゲンスラーの下で現職のSECコミッショナーである。
少なくとも、これらの噂は過去に信頼できることが証明されている。BeInCryptoが以前報じたように、トランプ氏は暗号資産支持者のスコット・ベッセント氏を財務長官に指名した。この噂が正しければ、ポール・アトキンス氏はゲンスラー氏よりも友好的なSECを率いることになる。
全体として、米国が暗号資産支持者をSECのリーダーに迎える可能性が高まっており、業界への規制の厳しさが緩和される可能性がある。
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