XRPのスポット市場では、1月下旬にかけて軟調な値動きが続いた。価格は1.9ドルを割り込み、年内で重要とされるサポート水準が崩れる懸念が強まっている。一方で、XRP台帳(XRPL)のオンチェーンデータを分析すると、取引活動やネットワーク利用を示す複数の指標が過去最高を更新したことが分かった。
価格下落局面でも台帳上の指標が改善している点から、市場では需給の底打ちを示す兆候と受け止める向きがある。アナリストの間では、こうしたファンダメンタルズの回復が、XRPの反発局面につながる可能性があるとの見方が出ている。
SponsoredXRPレジャーが1月に達成した主な3つの記録
今月、多くの投資家がXRPを取引所に移動させて保有分を売却することで売り圧力を強めた。
この動きにより、バイナンスやアップビットといった主要プラットフォームでのXRP準備金が急増した。結果としてXRP価格は1.9ドルを割り込んだ。
同時に、大口保有者はこの下落を買いの好機と見ているようだ。
オンチェーン分析プラットフォームであるSantimentのデータでは、2025年9月以降初めて、100万XRP以上を保有するウォレット数が再び増加に転じている。
チャートによれば、年初からこの規模のウォレットが新たに42個、台帳上で活動を再開した。本日のXRP価格換算で、各ウォレットの評価額は最低でも180万ドルとなる。
Sponsored Sponsoredこの動きは長期的には上昇傾向を示すシグナルと広く見なされている。売り圧力が緩和し、クジラによる蓄積が続けば、XRPは予想以上に早く反発する可能性がある。
「100万XRP以上を持つウォレットが新たに42個純増しており、長期的には心強いサインだ」とSantimentは報告した。
次の大きな記録は、分散型取引所における活動からもたらされた。
CryptoQuantによれば、XRPレジャー上のDEX取引件数(14日移動平均)が101万件を突破し、2025年初頭から続いた天井を初めて上抜けた。
この急増は、リップルが過去1年間に進めてきた機関や国レベルでの提携拡大を反映している可能性がある。これらの取り組みは、XRPレジャーの普及および現実社会での活用推進を狙って行われてきた。
チャートはこれが一時的なスパイクではないことも示唆する。移動平均線でみても、取引活動が着実な上昇トレンドにあることが確認できる。
この上昇は、XRPL上でのトークンスワップやDeFi取引需要の拡大を浮き彫りにしている。
Sponsored「歴史的に、このようなオンチェーン・アクティビティの長期抵抗線を突破した場合、市場の関心が再活性化し、ネイティブ資産の価格上昇につながることが多い」とCryptoQuantのアナリスト、CryptoOnchainはコメントした。
さらに、XRPの取引量と価格を比較すると、早期回復の兆候と見なせる場合もある。
Artemisのデータによると、XRPのチェーン上日次取引数は200万件を超え、今月は250万件に達した局面もあった。
過去のパターンを見ると、2025年内に取引件数が200万件を突破した類似局面が2回あった。1回目は2025年1月から3月、2回目は6月から7月に発生した。
両局面後とも価格は急騰。XRPは「ゴッドキャンドル」の上昇で3ドルを突破し、7月に過去最高値3.6ドルを記録した。このため、オンチェーンの強い活動が再出現していることは、類似のブレイクアウトの可能性も示唆する。
これらの記録は、XRPが今後さらに値下がりするリスクを排除するものではない。暗号資産市場全体のセンチメントが弱いことが背景にある。しかしXRPレジャーのファンダメンタルズは依然底堅い。このネットワークの着実な成長が、今後の回復に対する信頼を引き続き支えている。