Renovaeeは1日、日本初の検閲不可動画配信プラットフォーム「Renovaee」のベータ版をリリースした。Renovaeeでは、「情報の独占から情報の民主化」をコンセプトに、Internet Computer Protocol（ICP）を用いて検閲されないシステムを採用している。
Renovaeeはアカウント登録なしで動画を視聴でき、無料アカウントを作成することで動画の配信やアップロードが可能になる。コメント機能も搭載されており、ICPのInternet Identityでのアカウント登録も可能だ。著作権侵害、ポルノ、テロを促す内容は禁止されている。
Renovaeeは言論の自由の確保と、クリエイターと視聴者のwin-winな関係を目指す。メディアや大手動画サイトで見られる偏った情報提供に対抗し、多様な情報をユーザーに提供することを目標としている。現在β版を運用中で、利用しやすいサービスを目指している。Renovaeeは今後、検索機能、生配信、投げ銭システム、プッシュ通知、チャンネル登録などを実装予定である。
Internet Computer Protocolとは？
ICP（インターネットコンピュータプロトコル）は汎用性が高く、処理速度が速いのが特徴で、利用者はガス代などの手数料を負担しない、低コストで大容量データの保存を可能にする。Internet Computerはマルチブロックチェーン・インフラプロジェクトで、Web2プログラムとブロックチェーンのdAppを統合した分散型クラウドサービスを提供することを目指している。ICPは「サービスとしてのブロックチェーン」として提供され、ユーザーがコントロールし所有権を保持する。現在、データの60％がクラウドに保存される中、Internet Computerは従来のクラウド・コンピューティングサービスに対する実用的な代替手段となる。
コインマーケットキャップによれば、IPCの時価総額は3日時点で708億ドルで、時価総額ランキング16位に位置する。本稿執筆時のICP価格は15.72ドルで22年4月ぶりとなる高値を更新した。
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