一時的にセンチメントが改善したものの、恐怖感が暗号資産市場に再び広がり、SNS上でも優勢となっている。ビットコインは再び7万ドルを割り込み、小口投資家の間で不安が広がっている。
ネガティブなセンチメントがSNSで拡大している一方、オンチェーンデータは小口投資家の実際の動きをさらに複雑に示している。
個人投資家のFUD急増 ビットコイン反発なるか
ブロックチェーン分析プラットフォームSantimentは最近、SNS上でビットコイン関連のネガティブキーワードが急増したことを記録した。
「ディップ」や「クラッシュ」といったワードはBTCに関する議論で頻繁に登場している。これは、小口投資家の間でFUD(恐怖・不安・疑念)が著しく高まっていることを反映している。
Santimentによれば、小口投資家の極端な悲観はしばしば逆張りのシグナルとなる。ネガティブが極端になれば、売り圧力が限界に近づき、市場は回復に転じやすい。
「#dip、#pullback、#rejection、#crash、#bloodbath などのワードが出ている時は、通常“買い”の安全なタイミングだ」──Santimentは述べている。
Santimentのチャートは、この理論を過去1年で示している。
しかし、状況はセンチメントだけに留まらない。CryptoQuantのレポートでは、取引量と小口投資家の市場シェアに憂慮すべき乖離が生じていると指摘されている。
CryptoQuantのアナリストであるZizcryptoは、30日平均の小口(0〜1000ドル)の取引量が9600万ドルに達していると報告した。この水準は2023年初頭の市場の底値と同等となっている。
一方で、小口取引シェア(0〜1万ドル)は2023年初頭以降、着実に低下し、2.4%超から約0.7%まで減少した後、現在は横ばい傾向が続いている。
取引量と市場シェアの乖離は、小口投資家が依然として活動的であるものの、市場における構造的な役割はもはや拡大していないことを示唆している。
「この文脈において、小口参加者の動きは持続的ではなく、主に短期的な反応に集中している」──Zizcryptoは述べている。
したがって、Santimentの見解は短期的には成り立つ可能性がある。しかし、2023年初頭のような反転を予測する根拠とするのは難しい。
BeInCryptoによる最新の分析では、ビットコインが6万8930ドルを下回って日足を終えた場合、価格は6万5550ドルまで続落する可能性があると指摘している。