リップルはブラジルにおける大規模な事業拡大を発表し、ブラジル中央銀行(BCB)に対して仮想資産サービスプロバイダー(VASP)ライセンスの申請を計画している。
この動きは、同社が世界各地でプレゼンスを強化する一環である。
リップルのブラジル戦略、決済を超えて展開
VASPライセンスの申請は、ブラジルで更新された仮想資産規制枠組みに合わせたもの。同社のモニカ・ロング社長は、リップルが規制市場で事業を行うための信頼と技術を10年以上かけて構築してきたと述べた。
「ラテンアメリカは、リップルにとって常に最優先の市場であり続けてきた。大きなビジネスチャンスがあるだけでなく、ブラジルが世界でも最先端かつ革新的な金融エコシステムを構築してきたからだ」とロング社長は述べた。
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リップル・ペイメントは、すでに全世界で1000億ドル超を処理し、60以上の市場で展開している。ブラジルでは大手金融機関が同プラットフォームを積極的に利用している。
この中には、USD建て決済をリップルに委託し、自社のブラジルレアル連動ステーブルコインをXRP Ledger(XRPL)上で発行したBraza Bankも含まれる。
300万人超のユーザーを抱えるNomadは、ブラジルと米国間のトレジャリー・フローにリップル・ペイメントと流動性ネットワークを採用。さらに、Banco Genialは暗号資産フローへRLUSDを組み込む拡大を図っている。
「新たなプロダクト機能と顧客の導入加速に支えられ、リップルは同地域で唯一、クロスボーダー決済からデジタル資産保管、プライムブローカレッジやトレジャリーマネジメントまで、あらゆる金融ニーズに対応可能な唯一のソリューションとなった」と発表文は述べている。
決済の拡大と並行し、リップルはカストディ商品もブラジルに導入する。同社は、Ripple Custodyが銀行グレードのセキュリティとリアルタイムのコンプライアンス管理、そしてChainalysisやEllipticとの連携による取引スクリーニングを提供すると説明した。
またリップルは、同社のステーブルコインがラテンアメリカで大きな支持を拡大していると強調。ブラジルでは、Mercado Bitcoin、Foxbit、Braza Bank、Banco Genial、Attrusらが、RLUSDをいち早く上場・サポートしている。
同社が規制承認を目指しているのはブラジルだけではない。リップルは、グローバル展開の一環としてオーストラリア金融サービスライセンス(AFSL)の取得も進めている。
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