XRPは強い反発を示し、暗号資産市場全体の勢いが増す中で2ドル台を回復した。リスク選好の強まりがこの動きを後押ししているが、XRP上昇の要因は市場環境だけではない。
アルトコインであるXRPが2ドルを奪還したことで、時価総額ランキングで一時的にBNBを上回った。この動きは数週間に及ぶもみ合いを経て、投資家の関心が再燃していることを示す。
ただし、このポジションを維持できるかは、短期的な思惑に頼らず、構造的な支えが継続するかにかかる。
SponsoredXRP保有者が強さ示す
オンチェーンデータによれば、直近で5億XRP以上が2028年まで供給をロックするエスクロー仕組みに送付された。この動きにより、10億ドル超相当のXRPが流通から除外されている。このような供給減少は、需要が高まる局面で流動性を抑制し、市場環境に変化をもたらす。
エスクローによる供給のロックは、需要が安定しているときに価格に強い影響を及ぼしやすい。XRPは、機関投資家やエンタープライズ層から一貫した関心を集める。
流通枚数が減る中で、わずかな需要増でも相対的に大きな値上がりにつながりやすく、供給ショックの可能性が生まれる。
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Sponsored Sponsoredマクロのモメンタム指標も強気な見方をさらに強めている。HODLerの純ポジション変動指標は、長期保有者が再びXRPを蓄積し始めていることを示す。過去1週間でLTH(長期保有者)と分類されるウォレットのXRP残高は着実に増加している。
この蓄積は、ほぼ1カ月続いた売り圧力からの明確な転換である。長期保有者は不透明な時期にリスクを減らし、自信が戻った時に買い直す傾向。今の積極的な買いは、短期的な値動きではなく、XRPの持続的な上昇を見込んでいることを示唆している。
古参ウォレットの活動は、相場上昇時に構造的な支えを提供することが多い。これらの層は、調整局面でも売りは抑制的となり、値動きの下振れリスクを低減する。
Sponsored SponsoredLTHによる蓄積が進むほど価格は安定し、XRPはより高いサポート水準を築きやすくなり、急激な下落リスクも抑制される。
XRP価格が重要水準に到達
XRP価格は過去24時間で6.7%上昇し、本稿執筆時点で2.00ドル付近で推移。2.00ドル回復は心理的な節目だが、今後の本格的な上昇には定着が欠かせない。XRPは2.00ドルをサポート水準として確保し、強気の勢いを持続できるかが焦点。
Sponsored直近の上値抵抗線は2.03ドル。ここを明確に上抜けて安定推移となれば、上昇継続パターンが裏付けられる。
それが達成されれば、XRPは流動性や過去のレジスタンスが集中する2.10ドルまで上値を伸ばす可能性。
ただし下振れリスクは依然残る。約3週間もの間、好条件での売り時を待っていた短期保有者が利確に動く可能性もある。
売り圧力が強まれば、XRPは1.93ドルまで再び後退する懸念がある。この水準を割り込めば、さらに1.86ドルまでの下落もあり得る。その場合は上昇シナリオが否定され、見通しは中立から弱気へ転じる。