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英認可で変わるリップルとXRPの位置付け

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編集:
Shigeki Mori

11日 1月 2026年 09:22 JST
  • リップル社の英国ライセンスは、XRPが取引所での売買だけでなく、規制下の決済フローでも利用可能と静かに認めている。
  • FCAの承認により、従来XRP決済の普及を妨げていた主要な銀行・コンプライアンス上の障壁が解消された。
  • 英国の金融機関がリップルのシステムを導入する中、XRPの実需は話題性ではなく決済取引量によって生まれる。
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リップルは10日、英国の金融行為監督機構(FCA)から新たな認可を取得したと発表した。市場では「規制当局の承認」という事実関係が先行して受け止められ、XRPの価格は目立った反応を示さなかった。暗号資産市場全体でも材料視は限定的で、ニュースは比較的静かに消化された。

もっとも、同社の発表文を精査すると、XRPの位置付けを巡る重要な示唆が読み取れる。単なる事業認可にとどまらず、規制下での活用や役割を明確化する文言が盛り込まれており、XRPを保有する投資家や市場関係者にとっては、今後の評価軸を左右しかねない内容となっている。

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見逃されたXRPの大きな勝利

表面的には、リップルが英国における活動許可を得たに過ぎない。しかし、実際にはそれ以上に重要だ。リップルは、世界で最も厳格な金融制度の1つで完全なデジタル資産決済スタックを運営する法的能力を手に入れた。

これによって、XRPを機関投資家が利用する方法が変化する。市場はこうした変化を即座に価格に反映しない。

今回の発表で最も重要なのは、英国の金融機関が「デジタル資産を用いて」リップルのライセンスを受けたプラットフォーム経由でクロスボーダー決済を行えるようになった点だ。リップルはその上で、自社インフラはXRPL上で稼働し、XRPが決済のネイティブ資産であることを明示的に強調した

この点が重要なのは、規制された金融機関が暗号資産の物語には関心がなく、コンプライアンスやカウンターパーティリスク、業務の単純化に重きを置くためである。

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したがって、EMIライセンスおよび暗号資産登録によって、リップルは英国で規制下の法定通貨取引を扱う能力を得た。これにより、暗号資産による決済導入の最大の障壁であったバンキングレールが解消される。

バンキングレールが円滑に機能すれば、XRPは設計通りの役割を静かに果たす。

過去3か月間のXRP価格チャート 出典: CoinGecko
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リップルだけでなくXRPに重要な理由

ほとんどの銀行や決済事業者は直接ブロックチェーンとやりとりしない。規制を順守する仲介業者による煩雑さの排除を求めている。リップルペイメントは、英国でまさにその役割を担う。

資金がリップルのライセンス取得済みシステムに入れば、リップルは最も効率的な決済手段を自由に選択できる。

場合によってはステーブルコインや直接の法定通貨レールとなるが、スピード・コスト・流動性が重要な場面では、XRPが自然なブリッジ資産となる

今回のライセンスで決済フローに対するリップルの法的コントロールが拡大した。これによりパートナー数やコンプライアンスの障壁、XRPL活用の技術的な言い訳が減少する。

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今回の発表でリップル・プライム、カストディ、クリアリング、為替、さらには債券サービスまで含まれていたのはそのためである。

リップルは、デジタル資産が規制された金融市場内で流通するための機関向けパイプラインを構築する。そのパイプラインにXRPが組み込まれる。

全体として、今回の承認によってXRPが英国発の送金経路で利用可能となった。しかし市場は、リップルが銀行の導入や取引フローの移行、XRPL上での決済を本格稼働させたとき初めて反応する。

その時、XRP需要は流動性需要として現れる。

こうした実用性は構築に時間がかかり、契約書へのサイン時には目に見えにくい。

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