リバー(RIVER)は2026年の最高パフォーマンスを記録したアルトコインとして注目されている。年初来で約500%の急騰を見せ、強気な市場の中でも突出した値動きとなった。
この急激な上昇にもかかわらず、トークン供給の集中に懸念を示す市場関係者もいる。市場の熱狂とファンダメンタルズの間に乖離が生じており、RIVERの急騰が持続可能かどうか議論を呼んでいる。
SponsoredRIVERが2026年の最優秀トークンに
暗号資産市場全体は2026年これまで大きな変動を経験した。年初の上昇の後に目立った下落が続き、主要資産の多くで利益が帳消しとなった。
しかし、RIVERはこの流れに逆らうかのように推移した。1月1日以降ほぼ500%上昇し、月曜日には過去最高値となる87.73ドルを記録した。
「RIVERは2026年これまでで最高のパフォーマンスを示すアルトコインとなった」とアルフラクタル創設者ジョアン・ウェドソン氏が投稿した。
ただし、この上昇には大きな変動も伴った。過去24時間で7%以上下落している。
本稿執筆時点で70.76ドルで取引されていた。同期間の取引高は21.20%減少し、RIVERの時価総額は14億2000万ドルとなった。
なお、暗号資産市場では過去最高値を付けた後の下落はよくある現象で、短期的な市場の流れの一部である。
価格上昇に加え、トークンは市場での存在感を広げている。Lighter、Lighter、HTX、Coinoneなどの複数大手暗号資産取引所への上場も実現した。
「韓国はリテール主導の厳しい市場。そこで受け入れられない資産はすぐに衰退するが、RIVERは世界的な取引高で数十億ドル規模を維持している。需要が各地域に分散しており、バイナンス、OKX、HTXの取引高上位3社でも存在感を示している。流動性が一つの取引所に縛られていないため、こうした分散は通常リスク耐性を高める。リスク耐性こそが生き残るために重要」とあるアナリストが述べている。
プロジェクトは1,200万ドル規模の戦略的調達ラウンドを完了したと発表した。TRON、ジャスティン・サン氏、アーサー・ヘイズ氏が設立したマエルストロム・ファンド、スパルタン・グループ、NASDAQ上場企業や米国・欧州の機関投資家が参加した。
運営チームによると、この資金は、RIVERの成長をEVMおよび非EVM環境の両方で加速させ、オンチェーン流動性インフラをさらに強化するために活用される。
Sponsored Sponsoredさらにリバーは、先週Suiとの戦略提携を発表し、複数のブロックチェーンエコシステムでの拡張を目指す姿勢を鮮明にした。
「この提携は、RIVERのチェーン抽象化ステーブルコイン基盤とSuiの高性能インフラを組み合わせるもの。RIVERのステーブルコインsatUSDは、エコシステム間で流動性を動かし、Sui上でネイティブに決済できる統一資産となる」と発表文で述べた。
RIVER高騰で100ドル目標も、アナリストは警戒感
この急騰とエコシステムの拡大を受け、コミュニティには強気な見方も広がっている。一部ではアルトコインが3桁評価に達するとの予想も出ている。ただし、現在の上昇トレンドの持続性には依然として疑問が残る。
暗号資産アナリストのブローク・ドゥーマー氏は、RIVERが“完璧な放物線型”の価格構造を示していると指摘し、資金流入が続けば100ドル到達もあり得るとの見方を示した。だが、一方で操作の可能性にも警鐘を鳴らしている。
Sponsored「個人的見解だが、RIVERには多くの操作が見られる。誰もが90%下落することは理解しているが、どの価格水準からかは分からない」と同氏は述べている。
さらに別のアナリストは、RIVERのトークン供給は極端に集中しており、5つのウォレットで94%が管理されている点を指摘した。こうした集中は少数の保有者による大規模売りを可能にし、小口投資家が下落リスクに晒されやすくなるという。このアナリストによれば、
「大規模な操作とバブル期の後、壮大な暴落が訪れるだろう」
CoinGlassの分析によれば、RIVERの急騰はレバレッジ主導である可能性がある。先物取引の出来高は現物取引の80倍以上とされている。
RIVERの今後について、市場関係者の見方は分かれている。強気派は、機関投資家の支援や取引所への上場、世界的な需要を好材料とみなす。一方、慎重派はリスクに注目する。今後の動向が、RIVERの上昇が持続的なものとなるのか、暗号資産市場のボラティリティを再認識させるだけの事例となるのかを示すことになる。