米国証券取引委員会(SEC)は18日、暗号資産取引所上場投資信託(ETF)の承認判断を再度延期し、7件の提案ファンドについて承認期限を2025年10月まで延長した。延期対象には、Truth Socialビットコイン・イーサリアムETFや複数のXRP ETF、ライトコインETF、ステーキング付きイーサリアムETFなどが並ぶ。
SECの審査遅延、暗号資産ETF市場の行方に影響
18日に公開された申請書によると、SECはTruth Socialビットコイン・イーサリアムETFの審査期間を2025年10月8日まで延長した。同機関は、提案された規則変更を慎重に評価するため追加の時間が必要であると説明している。
同日、SECはCoinShares XRP ETF、21Shares Core XRP ETF、Canary XRP Trust、Grayscale XRP Trustの承認判断も延期した。また、CoinSharesライトコインETFと21Shares CoreイーサリアムETF(ステーキング付き)についても同様の措置を講じた。市場関係者は、審査延期がETF市場の資金流入や価格形成に影響を与える可能性があると指摘している。
「委員会は、提案された規則変更を承認または不承認する命令を発行するための期間を長く指定することが適切であると判断した。これにより、提案された規則変更およびそこで提起された問題を十分に検討する時間を確保できる」と規制当局は記した。
これらの暗号資産ETFの新しい期限は以下の通りである:
- Grayscale XRP Trust:2025年10月18日
- 21Shares Core XRP ETF:2025年10月19日
- CoinShares XRP ETF:2025年10月23日
- Canary XRP Trust:2025年10月23日
- CoinShares ライトコインETF:2025年10月23日
- 21Shares Core イーサリアムETF(ステーキング付き):2025年10月23日
SECの決定は、BeInCryptoが報じたように、4つのソラナETFに対する行動を10月まで延期した直後に行われた。これは長期的な審査のパターンに続くものであり、今回の規制当局の動きは完全に予想外ではない。
一方、この動きは予測プラットフォームPolymarketでのETF承認の確率にも影響を与えた。トレーダーは、今年末までにライトコインETFが承認される確率を79%とした。
この確率は昨日の82%から低下した。同様に、XRP ETFがSECの承認を得る確率も77.6%からわずかに低下し、77%となった。
したがって、10月の期限が近づくにつれ、暗号資産業界はより明確な判断の兆候を注視している。長引く遅延は、多くの投資家やプロジェクトスポンサーを不確実な状態に置いており、これらのETFの承認は、これらの暗号資産のより広範な機関投資家の採用への扉を開く可能性がある。
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