暗号資産(仮想通貨)関連プロジェクトであるSeiネットワーク(SEI)の総ロック価値(TVL:Total Value Locked)が、6億2,600万ドルを超え、過去最高を更新した。
TVLの急拡大は、同ネットワークがイーサリアムやソラナといった主要ブロックチェーンとの競争において一定の存在感を示し、分散型金融(DeFi)分野での地位を確立しつつあることを映し出している。
Seiが急上昇: TVLが急騰
アナリストのKyledoopsがXで提供したインサイトによれば、SeiネットワークのTVLは新たな過去最高値に達した。
「より多くの資本が流入し、オンチェーン活動が活発化する中、SEIエコシステムは明らかに新たな注目を集めている」とKyledoopsは述べた。

DeFiLlamaでのSeiネットワークのTVLチャートの分析によれば、2024年初頭から成長を見せ、控えめなレベルから7億ドル近くにまで拡大している。他のブロックチェーンと比較して、SEIのTVL成長率は「稀なケース」とされている。
「…しかし同時に、TVLは1年間で6080万ドルから6億2300万ドルに成長した。他のチェーンと比較して、TVLが10-50%成長した稀なケースだ」とXユーザーのRoninが共有した。
この急上昇は、Seiネットワークが日本の金融庁(JFSA)から承認を受け、世界で最も規制が厳しい暗号資産市場への道を開いたというニュースに続くもの。
Artemis Analyticsによれば、このマイルストーンは日次アクティブアドレスを2年ぶりのピークに押し上げた。規制の承認とオンチェーン活動の活発化が相まって、個人投資家や機関投資家を引き寄せる大きな勢いを生んでいる。

SEIの価格は、米国政府が支援するステーブルコインのパイロット、機関投資家の関心の高まり、エコシステムの拡大により、6月に100%上昇した。最近、Sei Labsは、CosmWasmとネイティブCosmosサポートを削除し、SeiネットワークをEVM専用モデルに移行するSIP-3を提案した。
しかし、トークンは2024年3月のピークから78%以上下落し、現在0.2649ドルで取引されている。XのChiefraFbaによる分析によれば、0.2540ドルの価格レベルが8時間チャートで重要なサポートとして機能している。このレベルが維持できない場合、SEIは0.2000ドルへの調整に直面する可能性がある。

この状況は投資家にとって課題をもたらし、市場の変動に対する注意深い監視が必要。しかし、日本からの規制支援と卓越したTVLの成長により、多くの専門家は2025年におけるSEIの回復と持続的な上昇の可能性に楽観的である。
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