SENTは1月22日にローンチし、即座に注目を集めた。ローンチ直後のローソク足オープンが0.010ドル付近で、SENTの価格はそこから約140%上昇した。一方、市場全体は不安定な動きを見せていた。この強さは重要だ。しかし、短期チャートでは、その裏にある重要なポイントが見えてくる。
この価格上昇は、安定した買い支えではなく、素早い取引によってもたらされている。現状、SENTは明確なトレンドというよりも、モメンタム主導のトレード場といえる。
15分足チャートは勢いはあるが継続は難しい
15分足では、ローンチ後に明確なダブルボトム構造を形成した。ネックラインは0.030ドル付近に位置し、トレーダーが注目するレベルとなっている。これを上抜ければ通常は上昇継続のサインとなる。
Sponsored問題は出来高の動向にある。TGE直後の急増以降、Sentientの出来高は徐々に減少した。唯一の例外は、大きなグリーンの出来高棒が現れた直後に、やや小ぶりだが目立つレッドの棒が現れた場面。この流れが重要だ。
トークンのテクニカル分析と市場の最新情報:さらに詳細なインサイトをご希望の場合は、編集者ハルシュ・ノタリヤが毎日お届けするニュースレターにご登録ください。こちら。
グリーンのローソク足は、積極的な買い手が現れ、ブレイクアウトや短期急騰を狙った動きを示している。これに続くレッドの足は、素早い利確を物語る。これはスマートマネーやスキャルパーによる典型的な短期トレードの挙動。買いが入り、すぐさま売りが応じて、動きが止まる構図だ。
簡単にいえば、モメンタムは存在するが、その勢いはすぐに売りに転じている。これが価格が上昇せず、横ばいを続ける理由である。スキャルパーにとっては理想的だが、スムーズな上昇を期待するトレーダーにとってはリスクが高い。
30分・1時間足は資金回転を示唆、強気転換は見えず
少し広い視野で見ると、事実がさらに明確になる。
Sponsored Sponsored30分足では、「チャイキン・マネー・フロー(CMF)」、いわゆる大型資金の動向を示す指標がゼロラインを下回っている。一方で価格はほぼ横ばい。ゼロ割れは流入より流出が多いことを示す。価格を維持しつつも、大口やSENT保有ウォレットの本格的な参入は見られない。
現状、CMFは下降トレンドラインを上回ったまま維持しなければ、下方ブレイクと大規模資金流出につながる可能性がある。
同時に、1時間足の出来高系指標「オン・バランス・ボリューム(OBV)」は下降トレンドラインの突破を試みている。OBVは出来高が価格動向を裏付けるかを示す。現時点でOBVは上昇傾向(買い手がフラットな価格を支えている)が、10億9000万以上に到達して高値更新しなければ、本格的な買い優勢とは言えない。実現しない限りブレイクアウトは依然として不確定。
CMFが弱含み、OBVが突破を試みる状況は、短期の買いが入っている一方で、大口資金は様子見か、むしろエアドロップでもらった保有分を上昇で売却中と読み取れる。それがゼロライン割れの背景だ。
スマート・マネー・インデックスももう一つの要素を示す。価格が軟化する間、スマートマネーの指標は上昇を続けていた。これは短期の出入りが増えているサイン。15分足の出来高急増もこの動きを裏付ける。
Sponsoredこのモメンタム主導の仮説は、取引所のデータとも一致する。取引所の出来高は過去24時間で約384%急増した。この活発な動きは、OBV上昇による買いと、取引所への流入が売り意図やエアドロップ利益確定売りであることを示している。
これらのシグナルから、SENTは活発に取引されているが、確信を持った買いが市場を支配しているわけではないことがうかがえる。
2時間足センチメント価格の動向が次の重要水準を示す
長期足での分析が相場観を保つ鍵。
Sponsored Sponsored2時間足では、SENTはローンチ直後の最安値から依然として上昇トレンドを維持している。このトレンドが崩れていないことは重要。維持されている限り、上昇の試みは有効。
最初の主要サポートは0.025ドル付近。この水準では複数回の下支えが確認できる。もし0.025ドルを出来高を伴って割り込む場合、次の下値目標は0.021ドル付近となる。売り圧力が強まり、CMFがさらに低下した場合、0.010ドル付近へのさらなる下落も否定できない。
上値では、すべてが0.030ドルにかかっている。SENTは15分足・2時間足両方でこの水準を終値で上抜ける必要がある。一時的な上抜けだけでは不十分。出来高の増加を伴う上昇が不可欠。
この条件がそろえば、15分足のパターンからの上昇ターゲットは0.036ドル(2時間足でも同じ値)となり、ブレイクアウトポイントから約20%の上昇余地が生じる。さらにその先では、0.043ドルおよび0.048ドル付近に上値抵抗帯が控える。
それまでの間、市場はレンジ内で高速に推移している。
まとめ:SENTはTGE後の強さを維持しているが、現状では確信ではなくスピードが価格を支配。次のトレンドはブームやチャートパターンで左右されるのではなく、出来高が上方向ブレイクか短期トレードのままかを決める。