SharpLink Gamingは13日、4億6300万ドルを投じて176,271ETHトークンを購入し、イーサリアム財団に次いで2番目に大きなイーサリアム保有者となると発表した。同社はすでに保有資産の95%をステーキングしており、このパターンを繰り返すと見られる。
しかし、この大規模な賭けは不適切なタイミングで行われた可能性がある。昨夜、同社が購入に関連するSEC書類を提出した際、株価は70%下落し、ETHも無関係な理由で急落した。
シャープリンクのイーサリアム賭けは成功するか
過去数週間、企業によるビットコインの取得が世界的なトレンドになりつつある。多くの大陸の企業がBTCを購入し保有している。
ビットコインがこの競争をリードしているが、一部の企業は代わりにアルトコインを好んでいる。SharpLinkの決定は、この現象の一環である。
4億6300万ドルをイーサリアムに費やすことで、SharpLinkは最大の上場ETH保有者となった。実際、イーサリアム財団のみがこの資産をより多く保有している。
プレスリリースでは、この戦略を主要事業と位置付け、声明の最後にゲーム事業について簡単に触れている。
“イーサリアムはデジタル商取引と分散型アプリケーションの未来の基盤インフラであると信じている。ETHを主要な財務準備資産とする決定は、プログラム可能で利回りを生むデジタル資本としての役割に対する深い信念を反映している”と、SharpLink Gamingのロブ・フィシアンCEOは述べた。
プレスリリースでは、イーサリアムの共同創設者でありConsensysの創設者であるジョセフ・ルービンが現在SharpLink Gamingの会長であることも言及されている。
昨夜、SharpLinkがSECにETH計画に関する書類を提出した際、ルービンはSNSで同社の立場を明確にした。SNSでの混乱が同社の株価を70%下落させ、その影響はまだ残っている。
しかし、イーサリアム自体のパフォーマンスもSharpLinkの株価評価の問題に影響している可能性がある。ETHは2025年に厳しい年を迎えており、その回復の窓はすでに閉じつつあるかもしれない。
機関投資家の投資にもかかわらず、トークンはリーダーシップの争いや地政学的な展開に苦しんでいる。過去24時間でETHの価格は7%以上下落した。

それでも、イーサリアムのこの価格低迷がSharpLinkの取得戦略を必ずしも破滅させるわけではない。同社のプレスリリースによれば、すでに保有するETHの95%をステーキングしており、新たに取得したトークンでもこのパターンを繰り返すと見られる。
これにより、同社は受動的な利回りを得ると同時に、ブロックチェーンの長期的な利用可能性への関心を示すことができる。
それにもかかわらず、株価の70%の下落は受け入れがたいものであり、特にETHの急落前に起こったためである。SharpLinkはイーサリアムに大きな賭けをしているが、うまくいかないかもしれない。
いずれにせよ、トレーダーや業界の観察者にとって有用なデータポイントとなるだろう。
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