eコマース大手Shopifyは23日、ソラナラボとサークルら共同開発の決済サービス「Solana Pay」をオプション統合した。これにより、Shopifyにある店舗は米ドル連動型ステーブルコインUSDCでの決済の受け付けが可能となった。今後はSOLなど他の仮想通貨での支払いにも対応する。同サービスの提供は今年末から。Shopifyは日本を含む世界150ヶ国に展開するeコマース企業。
「Solana Pay」は、ソラナラボにより開発された分散型の支払いプロトコル。この新たなプロトコルは、中間業者や余分な手数料を排除し、リアルタイムでの支払いを可能にする。ソラナブロックチェーンを活用し、秒間50,000取引を処理可能で、超低コストでの取引が特徴。一般的なクレジットカードの手数料は取引毎に1.5%から3.5%が一般的だが、同サービスでは0.00025ドルという低コストを実現。Shopifyは米国のeコマース市場の10%を手がけ、総経済規模は4440億ドルを超える。
同発表を受けSOLの価格は高騰。暗号資産トラッキングサイトのコインゲッコーによれば、SOLは前日比6.4%増。過去24時間の取引高は3%減となっている。なお、日本でのSolanaPay決済の使用の可否についてBeInCryotoJapanがShopify問い合わせたが、同社は現在まだ応答していない。
日本でUSドルステーブルコインは流通するか?
日本円ステーブルコインのJPYC岡部典孝代表は BeInCryptoJapanへの独占インタビューに対し、「USDCの販売や日本円への変換などの業務を始めたいと考えている。さらに、JPYCとUSDCを相互に保管できるサービスなども提供したい。中長期的には、日本の伝統金融機関(TradFi)に対して、サークルのAPIの導入支援なども行いたい」と語り、サークルとの協業を促進することを明らかにしている。日本では6月1日の改正資金決済法施行により、日本円や米ドル等の法定通貨を裏付けに持つステーブルコインが国内でも発行・流通が可能になった。同氏は7月6日、報道関係者へのインタビューで日本でのステーブルコイン発行の可能性を示唆していた。
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