分割されたテック株への投資を目当てにリテール投資家が集まったことで、ソラナのブロックチェーンはトークン化された現実資産を保有するウォレット数でイーサリアムを上回った。
しかし、金融データによれば、イーサリアムは機関投資家の資本および全体的な価値で圧倒的な優位を維持している。
ソラナは現実資産でイーサリアムに後れ
Rwa.xyzのデータプロバイダーによると、ソラナにおいてトークン化資産を保有するウォレット数は15万4942件に達した。
これはイーサリアムの15万3592件を僅かに上回り、ソラナがこの特定のユーザー獲得指標で初めて業界のトップに立ったことを示す。
ソラナのユーザー数の急増は、2025年半ばにネットワーク上でトークン化されたxStock株式がローンチされたことに続く動きである。
取引手数料の安さに魅力を感じたリテールトレーダーが、テスラやエヌビディアといった値動きの大きい人気企業のトークン化株式を購入・保有するため、ソラナのブロックチェーンを積極的に活用してきた。1月時点でソラナの保有者数は12万6000件だったが、そこから現在の高水準にまで急増した。
このマイルストーンは、個人投資家を引きつけるというソラナの成功を示すが、ウォレット数は広い金融的観点のごく一部しか物語らない。
総運用資産額で測れば、イーサリアムの支配力はいまだ揺るがない。
イーサリアムは現在、トークン化現実資産を155億ドル分ホストしており、これはソラナネットワークにおける18億ドルのおよそ9倍にあたる。さらに、イーサリアムは663件のトークン化プロジェクトを支える一方で、ソラナは345件に留まる。
この金額の大きな差は、両者のブロックチェーンがどのように使われているかの明確な相違を浮き彫りにする。
イーサリアムの高付加価値なエコシステムは、ブラックロックやフィデリティ・インベストメンツといった伝統的金融大手に支えられる。これらの機関は、トークン化マネーマーケットファンドや米国債などの本格的金融商品をイーサリアム上で展開している。
一方、ソラナも最近ではブラックロックのような大手資産運用会社による導入を実現し、機関投資家分野での前進を見せている。
それでも現状のデータは市場の2極化を示す。
ソラナはリテール主体の分割株式取引に適した低コストな選択肢となりつつあり、イーサリアムがウォール街の数十億ドル規模の決済基盤として引き続き機能する。