ソラナ(SOL)は3月20日時点で約89ドルで取引されている。3月16日に一時96ドルに達したものの、92ドル超を維持することができなかった。トークンは月半ばの上昇分をわずか4営業日ですべて失った。
この下落は、2月と3月に繰り返し見られたパターンに沿ったものだ。SOLは主要な水準を何度も回復してきたが、そのたびに反落している。現在、オンチェーン指標が2つの異なる方向に示しており、今後の動向予測は一層難しくなっている。
ソラナ保有者が再び買い増し
ソラナの取引所残高は、3月16日時点の約2800万SOLから3月19日には2630万SOL程度まで急減した。およそ170万枚が48時間弱で流出した格好だ。これほど大規模な流出は、保有者がSOLを取引所から自己保管へ移しており、直近の売り圧力が緩和されていることを示唆する。
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一方、Spent Output Profit Ratio(SOPR、2日移動平均)は慎重な見通しを示す。SOPRは3月16日に一時1.0を上回り、およそ1.003となった(この水準は1月初旬以来)。しかし、3月19日から20日にかけて急落し、約0.978まで低下した。
SOPRが1.0を下回る場合、オンチェーンで移動するコインの平均が損失で売却されていることになる。前回SOPRがこれほど低下したのは、2月7日のキャピチュレーションイベント時で、短時間ながら0.957に達した。取引所からの流出増加とSOPR低下のコントラストから、2つの異なる層が作用していることが読み取れる。長期
強気な展開となるには、SOPRが価格上昇とともに1.0を回復・維持する必要がある。しかしそのクロスオーバーは過去6週間で2度失敗している。
ソラナの上昇を妨げる要因
取引所からの流出が続く一方で、Cost Basis Distributionヒートマップは大きな構造的障害を示している。3月20日時点で、最も密集している供給クラスターは117.19~118.52ドルのコスト帯に位置し、約1709万SOLが存在する。
この保有者層は、現在値の約89ドルでは大きな含み損を抱えている。SOLが117~118ドル付近まで
これに対し、現状の価格帯(87~90ドル)での供給集中は比較的薄く、複数のコスト帯に分散している。ヒートマップでは主に青系の低温域が多い。現在値での保有者が比較的少なく、直近で急激な強制売却リスクは低減している。
現在値と主要な上値クラスターレンジとのギャップにより、SOLは短期的な回復の余地がある。ただし、100ドルに接近するいかなる上昇も抵抗が強まるだろう。市場が117~118ドルのコスト帯に近づくにつれて、その傾向はより明確となる。
ソラナ価格、再び100ドル挑戦か
ソラナの価格は、ボリンジャーバンド(BB)の中央線88.02ドルと上限バンド95.08ドルの間に位置している。2月の安値から描かれる上昇トレンドラインが現在87~88ドル付近でサポートを提供している。このラインは複数回の試練を乗り越えてきた。
89.01ドルでは、SOLは実質的にBB中央線上に位置している。1日の終値が88.02ドルを割り込むと、BB構造が下落傾向へ転じ、81.60ドルまでの下落余地が生じる。この場合、77.19ドルや73.50ドルがさらに下のサポートとなる。
92.19ドルの抵抗水準が、強気派が最初に取り戻すべきハードルだ。明確に92.19ドルを突破し維持できれば、上部バンドの95.08ドル、さらに心理的な100ドルが意識される。この水準までは明確な抵抗がなく、100ドル横ばい付近まで上昇余地が広がる。
48時間で170万SOLの暗号資産取引所からの流出は、短期的な需要の根拠となる。ただし、2月からの上昇トレンドラインはまだ割れていないものの、SOPRが1.0未満で、117〜118ドルには1700万SOLの供給過剰が控えるため、100ドル到達にはさらなる要素が必要。まずSOLは、92.19ドルを突破するために持続的な買い需要が求められるが、その確認はまだ見られていない。