ソラナ価格は、広範な市場の楽観論が再燃する中でも、明確なレンジ相場内での推移を続けている。SOLは何度もレジスタンスを試したが、決定的な上抜けを達成できなかった。
機関投資家のセンチメントは改善傾向。しかし、オンチェーンの動きは異なる様相を示している。伝統的な市場参加者が上昇に備える一方、ネットワーク上で積極的に活動する投資家はエクスポージャーを減少させている。
一部ソラナ保有者が買い増し
ソラナETFは2月25日に3086万ドルの流入を記録した。これは過去2か月半で最大の1日流入額。規制された投資ビークルを通じてSOLエクスポージャーを求める機関投資家の関心拡大を反映する動き。
ETFへの強い資金流入は、マクロの信頼感の高まりを示すことが多い。投資家はソラナの長期的な可能性に強気な姿勢を示す。ただし、1日だけの急増では継続的な需要を裏付けるものではない。持続的な資本流入がなければ、ETFの動きだけでソラナ価格の即時上昇に繋がるとは限らない。
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テクニカル指標は、水面下で勢いが強まりつつあることを示している。スクイーズ・モメンタム・インジケーターは現在アクティブなスクイーズを形成中。このセットアップは、暗号資産市場で高ボラティリティ局面の前兆となることが多い。
インジケーター上の黒い点は、強気のスクイーズ発生の可能性を示唆する。圧縮が解放されると、価格の変動幅が急拡大しやすい。ブレイクアウト時に強い需要と重なれば、SOLの上昇モメンタムが加速する可能性もある。ただし、ボラティリティの拡大は上下どちらの方向にも動きうる。
ソラナ保有者の一部が売却に動く
マクロ環境の支えがある一方で、オンチェーンの動きは慎重さを促す。過去3週間で約390万SOL(2億9800万ドル超相当)が取引所へ移動。取引所への送金は売却意図を示すことが多い。
継続的な取引所流入は、保有者が慎重姿勢を崩していないことを示す。一部の投資家は過去の損失の補填を図っている可能性。ほかにも、市場全体の不透明さに対する防御的な対応も考えられる。売り圧力が続けば、ソラナ価格の即時上昇の可能性は低下する。
ソラナ価格、ブレイクアウト目前
ソラナは現在、88ドルのレジスタンスと77ドルのサポート間でのレンジ相場が続いている。複数回ブレイクアウトを試みたが、この範囲内で失敗。買い手と売り手のバランスが取れている状況。明確な起爆材料がなければ、この構造が当面続く可能性。
マクロやオンチェーンで強弱混在のシグナルが出ている状況では、レンジ相場の継続が見込まれる。SOLは当面88ドル〜77ドルの範囲内にとどまる公算が大きい。ETFの流入が下支えとなる一方、取引所での売却圧力が強気なモメンタムを抑制している。
88ドルを明確に上抜ければ、弱気〜中立の見方は否定される。このレジスタンスを突破すれば97ドルへの道が開ける。97ドルを超えた場合、ネットワーク上の投資家の売り圧力が減少し、暗号資産市場のセンチメントが安定すれば、SOLが100ドル突破に向かう確率は高まる。