暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)は1日から2日にかけて急騰し、8月15日以来となる24ドル台に回復した。直近24時間の上昇率は14.1%、直近7日間の上昇率は25.5%を記録している。現在価格は24.41ドル(約3800円)。暗号通貨ソラナは国内取引所GMOコインおよびSBI VCトレードに上場しており、日本居住のユーザーも日本円で直接購入できる。
ソラナのTVL(Total Value Locked)も同日、前日比4.13%増の3億3937万ドルへと急上昇。年初来高値を更新した。TVLとは、分散型金融(DeFi)プロトコルに預けられた暗号資産の総価値を表し、そのプロトコルの市場価値を測る重要な指標。
ソラナ価格およびTVLともに、9月13日(上記画像、黄色の丸)を境に上昇へ転じている。背景として破綻した米暗号資産取引所FTXが同日、保有資産の清算について米国裁判所から承認を受けたことが挙げられる。FTXが段階的に保有資産を売却する見通しが立ったことで、売り圧リスクを回避し、投資家心理に好影響を与えたもよう。FTXはこの時点で、11億6000万ドル相当のSOLトークンを保有していた。
これに加え、米国では10月1日から始まる新年度を目前とした30日夜(日本時間1日午後)、米議会上下両院で暫定予算案が可決された。政府閉鎖(ガバメント・シャットダウン)を回避したことで、暗号資産市場では2日朝より全面高が観測されている。
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