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スペースX史上最大のIPO計画 購入のタイミングは

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執筆&編集:
Lockridge Okoth

25日 3月 2026年 14:16 JST
  • スペースXは今週IPOを申請し、6月に750億ドル超の調達を目指す方針だ。
  • 1兆2,500億ドルの評価額は、証明されていない軌道AIの長年の構想を織り込んでいる。
  • 初日に購入した個人投資家は、初期投資家の出口流動性となるリスクがある。
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スペースXは、早ければ今週にも新規株式公開(IPO)の目論見書を規制当局に提出する準備を進めていると報じられている。2026年6月の上場を目指し、750億ドル超の資金調達を視野に入れる。

この金額は、ルネッサンス・キャピタルのデータによれば、2025年に米国で実施されたIPO全202件の合計調達額440億ドルを上回る規模。

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史上最大のIPOが始動

この非公開での提出は、2026年2月に実施されたスペースXとイーロン・マスク氏のAI企業xAIとの株式交換による合併に続く動きである。この取引により、両社の評価額は約1兆2500億ドルとなり、未上場企業として史上最高の価値を持つ存在になった。

スペースXは現在、スターシップ大型ロケット、920万件のアクティブ契約者を抱えるスターリンク衛星ブロードバンドネットワーク、そしてxAIのGrok AIモデルまで、一貫生産体制の垂直統合を展開する。

同社は昨年、スターリンクによって100億ドル超の収益を生み出し、2026年のアナリスト予想は159億ドルから240億ドルの範囲に及ぶ。

ブルームバーグは報じている。スペースXの提出は、今年想定されるメガIPO三件のうち最初となる見込み。残る2社はAnthropicおよびOpenAIであるとされる。

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個人投資家がFOMOに抵抗すべき理由

期待が高まる一方で、いくつかのリスク要因から初日購入者にとって不利な状況が示唆される。

  • 目標とする1兆2500億ドルから1兆7500億ドルの評価額では、スペースXは直近売上高の約80倍から100倍で取引されることになる。

この倍率には、スターリンクの成長だけでなく、軌道上AIデータセンターや月面基地といった未実証の構想も織り込まれている。

  • ほとんどの個人投資家は、公開価格で株式を取得できない。

代わりに、初日の急騰後、公開市場で購入することになる見通し。歴史的にブーム状態のメガIPOは上場直後に急騰し、機関投資家による株売却の後、数週間で株価が下落する傾向がある。

  • 上場から通常180日後のロックアップ解除も逆風となる。

2000億ドルから8000億ドルの評価額で先に参入した初期投資家や内部関係者は大きな利益を得ることになる。この売り圧力が、注目度の高いIPO後の株価推移に歴史的に重しとなってきた

賢明な参入は後でも可能

アナリストの大半は、今回の上場について、初日購入よりも慎重な姿勢を推奨している。

モトリーフールのブレット・シェーファー氏は、現時点のスペースX株は割高であり、IPOに飛びつくべきではないと指摘する。

「スペースXは極めて魅力的な事業であり、巨大な成長機会が広がる。ただし、この株にブームで飛びつき、IPO直後に買わなければならないという必要はない」とモトリーフールは記している

IPO後に弱含んだ際にドルコスト平均法で積み立てる方が、熱狂相場で一気に買うよりリスクとリターンのバランスがよい可能性がある。

注目すべき実績指標には、スターシップの量産再利用性、スターリンクの利益率拡大、軌道上演算プロトタイプ開発の進展が含まれる。

スペースXの長期的な事業仮説は、テクノロジー業界で最も説得力のあるものの一つ。しかし、初値には長年の楽観論とマスク氏プレミアムがすでに織り込まれていそうだ。

多くの投資家にとっては、初回よりも「2度目」のチャンスの方が有利となる可能性が高い。

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