SpaceXが281ビットコイン(BTC)を新規ウォレットへ移した。評価額は約3128万ドル。2週間足らずで3度目の大規模移転
同社の繰り返すビットコイン移転が業界内の議論を招いた。社内カストディ再編やデジタル資産戦略の変更観測が浮上
Sponsored頻繁な移転はアクティブ運用の兆し
Lookonchainのブロックチェーン分析が直近の移転を特定した。SpaceXがほぼ3130万ドル相当のビットコインを新アドレスへ移したと確認した。これで10日以内で3件目の大口取引
Arkhamは先に、2025年10月21日にSpaceXが2495 BTC(約2億5700万ドル)を大口移転した動きを追跡した。オンチェーンで再編が進む傾向を示した
こうした説明はあるが、移転頻度の高さから戦略転換の準備とみる向きがある。移転はカストディや財務管理の強化策との見方
多くはSpaceXがビットコイン移転をセキュリティや保管上の理由とみる。一方で、発表や戦略変更の前触れと読む市場関係者もいる
「10日で3回の移転は『カストディ』ではない。大きな方針転換前のポジショニングだ」と、あるユーザーが述べた
BlockTempoなどコミュニティの一部は、これらの取引が部分的な売却準備を示す可能性を示唆する。ただし、SpaceXは公式声明も確認も出していない
SponsoredArkham Intelligenceによれば、SpaceXのビットコイン保有額は約7億9095万ドル。保有は7258 BTC
SpaceXに加え、イーロン・マスク氏のテスラはBTCを11509保有し、評価額は12億5000万ドル。両社合計の評価額は20億4000万ドル
両社の保有額は市場下落で減少した。それでも世界有数の機関投資家によるビットコイン保有者の一角にとどまる
マスク氏、ビットコイン支持を再表明
なお、これはイーロン・マスク氏が法定通貨よりビットコインを支持した約2週間後の動き。ビットコインを将来のマネーと位置づけ、エネルギーに基づく点が法定通貨より優位だと述べた
同氏によれば、ビットコインはエネルギーに依存し一貫性がある。操作の影響を受けやすい政府発行の通貨と一線を画す
このため、テスラとSpaceXの継続的なビットコイン関連の動きは、デジタル資産へのコミットメントを裏付ける。一方で、市場は今後の移転やマスク氏と両社の公式コメントを注視している