ステラの価格は数か月間苦戦しており、過去3か月では約34%下落している。このような広範な下落傾向にもかかわらず、直近の値動きは安定しており、XLMは過去24時間でほぼ横ばいの推移。本質的には、複数のシグナルが下落の勢いが加速しているのではなく、弱まりつつあることを示唆している。
同時に、ステラの実需は拡大している。ネットワークへの資金流入が継続し、押し目買いも活発なまま。そして、強気なチャート構造も形成されつつある。ステラの現実資産額は現在10億ドル近くまで増加し、価格は重要な分岐点に近づいている。
Sponsored実需拡大で上昇パターン形成
ステラは日足チャート上で逆三尊パターンを形成中。この構造は市場の底付近でよく現れる。パターンは、売り圧力が徐々に弱まり、買い手が下落ごとに早い段階で参入していることを示している。左肩は11月、頭は12月下旬、直近の調整で右肩が形成された。
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この構造は12月31日以降に形成され始めた。ステラは約30%上昇し、1月6日~9日にかけて調整を挟んだが、トレンドは崩れていない。
むしろ、その調整が右肩形成に寄与した。パターンのネックラインは現在価格のおよそ12%上にある。この水準を日足で上抜けて終えれば、ブレイクアウトが確定する。
このシナリオを強化しているのが、ネットワークの実際の成長である。ステラの現実資産額は12月31日の約8億9000万ドルから、1月上旬にはおよそ9億8600万ドルまで増加。わずかな期間で約10.8%拡大し、ネットワークは10億ドル目前。
Sponsored Sponsoredこうした利用拡大が価格の安定の背景となり、強気パターンに確かな裏付けを与えている。
資金流入と押し目買いが市場基盤を下支え
なぜこのパターンが維持されているのかを理解するには、資金フローを見るのが効果的だ。チャイキン・マネーフロー(CMF)は、資産への資金流入・流出を測定する指標である。
CMFがゼロより上で推移するとき、より多くの資金が流入している状況を示す。ステラでは、直近数週間で価格が下落する中でもCMFはプラスを維持してきた。
Sponsored Sponsoredこれは分配ではなく、安定した資金流入を示唆する。この動きはステラの現実資産額の拡大と一致。ネットワークへの資金流入は価格データにも現れ、大口投資家が下落局面でポジションを構築している可能性を示している。
押し目買いもマネーフローインデックス(MFI)で確認できる。MFIは価格と出来高の両面から買い・売り圧力の強さを見る指標。11月下旬から12月下旬にかけて、ステラの価格は下値を切り下げたが、同期間にMFIは高値を保ち続け、上昇。買い手が押し目ごとに粘り強く参入したことを示している。
MFIが36を上回っている限り、この押し目買い行動は続く。買い手が売り圧力を吸収し、パターンの右肩を支えている。
ステラ価格上昇を左右する重要水準
今後のテクニカルなステラの価格水準は明確だ。日足で0.254ドル(前述の12%上)以上で引ければ、逆三尊のブレイクアウトが確定し、ネックラインから30%上にあたる0.33ドル台が視野。
一方、下値は0.223ドルが最初の注目ポイント。この水準を日足で下抜けて終えれば、強気構造が崩れ得る。さらに0.196ドルを割り込んで終えた場合、パターン自体が無効となる。
現在、ステラの価格は安定した資金流入と積極的な押し目買い、上値の明確なブレイクアウト水準に挟まれた状態。ネットワークの利用は価格の足踏みをよそに成長中。XLMがここから上昇するかは、既にステラのネットワークに流れ込む資金に価格が追い付けるかどうかにかかっている。