ステラ(XLM)ネットワークは2025年12月、密かにオンチェーン活動が急増している。しかし、価格の動きが鈍いため、投資家はこれらの新記録を見逃している。
これらのシグナルはファンダメンタルズの改善を示しており、今後の価格回復を支える可能性がある。それでは、この新記録の内容を見ていく。
Sponsoredステラの新たなオンチェーン記録と12月の展望
ステラにおけるOperations(オペレーション)は、台帳への変更要求を表す。トランザクション内でまとめてネットワークに提出される。
2025年12月、ステラ上のオペレーション数は年内で最高値を記録した。この節目はネットワーク活動の大幅な増加を示している。
PaymentやPath Paymentに関連するオペレーションが多いことは、資金や資産の流通が活発であり、システムの流動性が高まっていることを示す。
この成長は、利用者や団体、アプリがより多くの取引を処理していることを示す。現実世界での需要拡大を示唆している。
Sponsored Sponsored次に、チェーントランザクションも着実に増加しており、ブレイクアウトの兆しを見せている。
ステラのチェーントランザクションは、チェーン上に記録された全取引の数を示す。資産移転やスマートコントラクトとのやり取りなど、主要なアクションを含む。
Artemisのデータによると、チェーントランザクションは年を通じて上昇傾向を維持していた。チャートでは12月に顕著な急増も示されている。
Sponsored Sponsored最近、米最大手商業銀行の一つであるUSバンクが、ステラネットワーク上でのステーブルコイン発行の試験運用を本格化させた。機関投資家の関心が個人投資家の注目を集め、全体的なネットワーク活動を押し上げる可能性がある。
加えて、ステラネットワークのTVL(預かり資産総額)は2025年12月に過去最高を更新し、1億7918万ドルを突破した。
TVLはXLM価格が回復しない中でも増加した。この動きは、投資家がより多くのXLMをステラ系エコシステムにロックしていることを示す。
Sponsored強いオンチェーン活動が見られる一方で、XLMは年内最重要のサポートゾーンに位置している。週足チャートでは、0.24ドルから0.195ドルの範囲が示されている。
「XLM/USDTは週足サポートにちょうど位置しており、これは過去の市場サイクルでも何度も維持された水準である」とアナリストのCryptoPulseはコメントした。
アナリストは、2025年後半から2026年前半の暗号資産全体の回復を期待する投資家にとって、現状が積極的な買い増しの好機とみている。次の目標価格は0.40ドルから0.49ドルの範囲にある。
ただし、ファンダメンタルズの強さが必ずしも価格の動きと連動するとは限らない。XLMと強い相関が指摘されるアルトコインであるXRPも、リップルの大きな進展があっても上昇局面には至らなかった。このため、資金分散や市場全体のセンチメント改善を待つDCA(ドルコスト平均法)戦略の方がリスクを抑えやすい選択肢となる。