SUIの価格は過去24時間で約17%上昇、過去7日間でおよそ37%の上昇となり、短期的に市場で特に強い動きとなっている。この上昇は数週間に渡る横ばい相場の後に発生し、上昇傾向への関心を再び高めた。
ただし、全体像は依然として重要である。SUIは年間で約61%下落しており、今回の上昇も長期的な上昇トレンドではなく、より広範な回復局面の中で起きている。直近の価格上昇は事実であるが、新たなデータによれば利益確定売りも拡大しつつある。今回の上昇は、買い手が2.00ドル水準を守れるかどうかにかかっている。
SponsoredトリプルボトムとEMA突破で強気優勢
12時間足チャートでは、SUIが明確なトリプルボトムを1.30ドル付近で形成した。これは11月初旬から同じサポートゾーンを3回試し、いずれも下抜けしなかったことを示す。このような展開は売り手の力が弱まり、買い手が継続的に参入しているサインとなることが多い。
SUIが12時間足で100期間指数移動平均線(EMA)を上回ってから上昇に勢いがついた。EMAは直近価格により大きな重みを与えるため、価格が長期EMAを取り戻すと、トレンドの転換点となることが多い。
SUIは現在200期間EMAに接近しており、この水準は心理的にも2.00ドル付近となっている。このゾーンはテクニカル的なレジスタンスとしても意識される。きれいな12時間足の終値でこの上を維持できれば、買い手の支配が拡大していると判断できる。
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強気のクロスオーバーのセットアップも形成中である。20期間EMAが100期間EMAに近づいている。今月初めに見られた同様の強気クロス(20日と50日EMAのクロスオーバー)は価格上昇を22%促した。このシグナルが重なればモメンタムは加速しやすい。
Sponsored Sponsored要するに、上記構造がSUI上昇の理由である。1.30ドルの強いサポートと、その後の主要EMA奪還が買い手に自信を与えた。ただし、これだけでは上昇継続は保証できない。
モメンタムとオンチェーンデータ、利確リスク上昇示す
現在、モメンタム指標が警戒感を強めている。
相対力指数(RSI)は直近の価格動向の強さを測る指標である。現在、RSIは高値を更新する一方で、SUI価格は下落する高値を形成しつつある。この構造は「隠れ弱気ダイバージェンス」と呼ばれ、見かけと裏腹にモメンタムの鈍化を示すことが多い。あわせてRSIも買われ過ぎ領域に近づいている。
このダイバージェンスはまだ確定していない。次の日足が1.99ドル未満で引ければ、安値切り下げの構造が固まって発動となる。それまでは警告であり、トリガーではない。そのためにも先述した2.00ドルが強気維持の重要ラインとなる。
Sponsoredこのリスクを裏付ける過去の事例もある。直近で同水準のRSIとなった7月中旬には、SUIはその後9日間で約15%下落した。
オンチェーンデータもモメンタム警戒を強めている。スポット取引所へのフローは売りシフトを急速に示している。1月4日にはSUIの流出が約837万ドルとなり通常は保有・買い志向を反映するが、直近では流入が約1015万ドルと反転し、トークンが再び取引所へ戻っている。
これは短期間で売り圧力が高まったことを示す。急速な上昇後の流入増加は、特に利益確定を示唆する傾向が強い。
このように、モメンタムの弱まりと取引所への流入増加は、SUI価格上昇が抵抗線付近で頭打ちになっている要因である。
Sponsored SponsoredSUIの価格帯が上昇持続の鍵
強気のチャート構造と利益確定の圧力がぶつかる中で、SUIの価格水準が今後の動向を左右する重要なポイントとなっている。
上昇継続には、前述のように日足で2.00ドル超えの明確な終値が必要。この水準維持で弱気ダイバージェンスのリスクが否定され、現水準からおよそ10%上昇となる2.15ドル到達への道が開ける。この水準は11月初旬に失われて以来、再び到達できていない。
売り圧力が続き、1.95ドルを維持できない場合、下落リスクが急速に高まる。最初の主要なサポートは1.70ドル付近であり、約12%の下落を意味する。さらなる調整局面では、1.30ドルのサポートを試す可能性があり、この水準は三重底を形成し、上昇相場を支えたポイントである。
SUIの価格急騰には堅固なテクニカル基盤があるが、利益確定によって投資家心理が試されている。価格が2.00ドルを上回り、その水準を維持できる限り、上昇シナリオは崩れない。この水準を失えば、焦点は継続から持ち合いや調整局面に移る。