Bittensor(TAO)は過去24時間で19.19%上昇。AI搭載サブネットエコシステムへの需要急増が要因。
この急騰は、TAOの最も活発なサブネットの1つであるTemplarによるSNSバズと、分散型AIトークンへの関心増大と重なった。
サブネットトークン需要でTAO価格上昇
本稿執筆時点で、Bittensorの基盤トークンTAOは284.75ドルで取引され、過去24時間で19.19%上昇。
TAOの動静の背景には、シンプルな要因がある。投資家はサブネットトークンに交換するため、TAOを保有する必要がある。Templarのブームが買い圧力を生んだ。
コミュニティアカウントのTao Telegraphは、1つのTemplarのバズ投稿がTAO需要を押し上げるには十分であり、複数サブネットで同時にブームが起きればこの効果は大幅に増すと指摘した。
TAOエコシステム内のSN3 Templar、SN4 Targon、SN39 Basilicaという3つのサブネットが、CoinGeckoの24時間上昇率ランキングで上位8位入りを果たした。TAOもこの動きの中で280ドルを突破。
テンプラーズ・コヴナント72BがAI分野で新境地
このブームの背後には、具体的な技術的進展がある。3月10日、Templarは720億パラメータの大規模言語モデル(LLM)「Covenant-72B」の開発完了を発表。BittensorのSubnet 3上で全て事前学習された。
このモデルはおよそ1兆1000億トークンで学習され、一般的なインターネット回線だけで構築された。中央集権型クラスタやホワイトリストは一切不使用。GPUがあれば誰でも自由に参加できた。
TemplarはSparseLoCoと呼ばれる手法を用い、帯域制限を克服した。各参加者はローカルで最適化ステップを走らせ、その後更新情報を圧縮して共有。分散トレーニングを720億規模でも可能にした。
チームはCovenant-72Bの性能が、LLaMA-2-70Bのような中央集権型モデルと競合できるレベルだと述べた。
ファン・デ・ポッペ氏、TAOの強さを踏まえ再編成
トレーダーのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、10.42TAOを288ドルで売却し約3000ドルを得たと明かした。資金はSEIとEIGENにローテーションしつつ、ポートフォリオの約半分はTAOとNEARで保有し続けている。
「AI×暗号資産のストーリーは、今後の市場で核心となる軸の1つ」 とファン・デ・ポッペ氏は記した。
同氏は、TAOの今回の動きを日足で1.8シグマのイベントと判断。やや行き過ぎとみて、短期的には調整後の再エントリーチャンスが生じる可能性を指摘した。
TAOがこの水準を維持できるかは、今後も継続するサブネット活動やAI分野全体の勢いしだいとなる見通し。