テザーは2025年第4四半期に8,888.8888888ビットコインを積み増したと、パオロ・アルドイノCEOが明らかにした。
オンチェーンデータによれば、同ステーブルコイン発行体は四半期を通じて合計約9,850ビットコインを購入した。この額は、現在価格で約876億ドルに相当。
テザー、財務戦略を強化
今回の買い付けには、2025年11月7日にビットフィネックスから961ビットコイン(約97億1,800万ドル)を引き出したことも含まれる。また2026年初日には、8,888.8ビットコイン(約778億ドル相当)がテザーのビットコイン準備アドレスへ送金された。
Sponsoredこの結果、テザーの準備アドレスは現在96,185ビットコイン、約842億ドルを保有する。この残高は世界で5番目に大きい既知のビットコインウォレットに相当。同社の財務規模がビットコインを軸に大幅に拡大していることが示唆される。
同社は、余剰利益を活用したエクスポージャー拡大を通じ、ビットコインを短期取引ではなく長期的な準備資産と捉える姿勢を強調してきた。
一方、こうした購入はUSDTを巡るこの1か月間の活発な動きを背景に行われた。
テザーは、TRONネットワーク上での10億ドル規模の発行を含め、大量のUSDT新規発行を行った。これは取引所や決済ルート全体で今後も旺盛な流動性需要が続くとの見方を示す。
同時にデータは、取引用途以外におけるUSDTの役割拡大を示した。アナリストは、送金・少額取引での利用増加を指摘し、USDTが単なるマーケットメイキング用ではなく、デジタル・ドルとしての送金基盤を強めていると見る。
並行して、テザーは中核となる発行事業以外へも事業領域を広げてきた。
ビットコイン・ライトニングネットワークと連携する企業への投資など、決済インフラ分野への近年の投資からも、USDTやビットコインを実社会の決済システムに深く組み込もうとする動きがうかがえる。
こうした第4四半期のビットコイン積み増しやUSDT関連の最近の動向を踏まえ、同社が規模拡大に本格的に舵を切っていることが明らかになった。
テザーはビットコインによってバランスシートを強化しつつ、自社ステーブルコインがグローバルな暗号資産市場でその実用性と普及範囲を拡大させている。