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トレカに特化したNFTマーケットプレイスがオープン=RAKUZA

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ヘッドライン

  • RAKUZAは25日、トレカに特化したNFTマーケットプレイス「TCG RAKUZA」をオープン
  • 世界のモバイルにおけるTCGの市場規模は、24年に11億4000万ドル、30年には19億9000万ドルに成長すると予測
  • 一方、偽造品の増加やカードの保存状態の劣化、真贋判定の難しさなど課題も多く存在している
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マンガ・アニメとNFTが連動したWeb3プロジェクト『AnimeFi』を運営するRAKUZAは25日、トレーディングカード(トレカ)に特化したNFTマーケットプレイス「TCG RAKUZA」をオープンした。コレクションの保存性や真贋の保証といった課題の解決を目指す。

「TCG RAKUZA」は、トレーディングカードの現物の所有権をNFT化し、所有・取引・コレクションを次世代の形で楽しむためのサービス。

NFT所有者はNFTをBURN(無効化)することで、現物を所有することが可能で、NFTにより所有権が売買された際、著作権者やカード発行元にも手数料が付与される仕組みが構築されている。

著作権者や制作者の作品の取引で生じた利益は楽座内でストックされ、契約成立時にそれまでの利益を還元できるようになる。

トレーディングカード市場の背景

近年、ポケモンカードをはじめとするトレーディングカード市場は世界的に盛り上がりを見せている。

日本玩具協会によれば、日本国内の玩具市場規模は2023年度、年度比107.1%と大きく伸長し、上代(希望小売価格)ベースで1兆193億円と、初めて1兆円を超えた。少子化が進む市場環境の中でも19年度以来、4年連続で伸びており、過去最高を記録した。

中でも、カードゲーム・トレーディングカードは市場全体の約27%を占める。一部の希少なカードは数百万円、場合によってはそれ以上の価値で取引され、市場規模は現在も急速に拡大している。

世界に目を向ければ、モバイルにおけるトレーディングカードゲーム(TCG)の市場規模は、24年に11億4000万ドルから30年には19億9000万ドルに成長すると予測されている。

一方、市場の拡大とともに偽造品の増加やカードの保存状態の劣化、真贋判定の難しさなど、従来の取引市場には課題も多く存在している。

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Shigeki Mori
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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