‘Students for Trump’会長、TikTokミームコインでラグプル

トランプ支持学生団体の共同創設者で現会長のライアン・フルニエ氏が20日、TikTokをテーマにしたミームコインに関与したことで批判を受けています。

フルニエ氏は、TIKTOKミームコインの市場価値を9億ドルから約5000万ドルに下落させたとして、ラグプルを行ったとされています。

トランプを巡るミームコインブームが手に負えない

SNSの投稿で、フルニエ氏は、米国でのTikTokの復活を支援するコインを作る提案をオンラインで受けたと説明しました。フルニエ氏はそのアイデアに同意し、トークン供給量の50%を受け取りました。

コインの価値は急上昇し、同氏の保有額は1900万ドルに達したと報告されています。価格は約18000%上昇しました。

コインの価値が下がり始めると、フルニエ氏は5億500万トークンを売却し、約70万ドルのSOLに交換しました。同氏の売却決定はコインの価格を急落させ、大量の流動性を失わせました。

“ライアン・フルニエ。120万人のフォロワー。私はシットコインをラグプルしなかったと約束します。友よ、私たちはあなたのウォレットを見ています。それはすべてオンチェーンです。彼らの盲目的な貪欲さは、彼らの盲目的な愚かさを上回ります。”とベン・ハント氏が書きました。

フルニエ氏はプロジェクトを意図的に損なうつもりはなかったと否定しました。同氏は、コインの価値が下がったことに対する恐怖から決断したと述べ、暗号資産に不慣れであることが論争の原因だとしました。「私は暗号資産に不慣れで、ラグプルはしていません」とSNSでの非難に対して書きました。

“以前に誰かが連絡を取り、TikTokの復活を支援するコインを作りたいと言ってきました。それは混乱した事態になりました。私はその人物に騙されました。影響を受けた皆さんやお金を投入した皆さんに本当に謝罪します。誰を信頼すべきかをよりよく理解するまで、暗号資産のことから離れます。”とフルニエ氏がX（旧Twitter）で書きました。

意図的であったかどうかにかかわらず、これは間違いなく別のラグプルでした。ブロックチェーンデータは、コインの価格が比較的安定している間に売却が行われたことを示唆しています。