いくつかの報道によれば、トランプ次期大統領が3日、暗号資産支持者のポール・アトキンス氏を政府の下でSECのリーダーに選んだとされている。しかし、アトキンス氏はまだ正式にその役割を受け入れていない。
ポール・アトキンス氏は、2002年から2008年までジョージ・W・ブッシュ大統領の下でSECの委員を務めた。
新SEC委員長、正式には未確認
BeInCrypto既報の通り、トランプ氏は今週、新しいSEC委員長を指名する可能性がある。複数の業界インフルエンサーが、トランプが3日、アトキンス氏に公式なオファーを出したとしている。
もし任命されれば、アトキンス氏は暗号資産セクターの成長を促進する政策を推進すると予想されている。ゲイリー・ゲンスラー氏の厳しい規制アプローチとは対照的となる。
「トランプは暗号資産支持者の先駆者であるポール・アトキンスをSECのリーダーに選んだ。これは暗号資産業界にとって大きな勝利である。アトキンスはデジタル資産に対する先進的な姿勢で知られており、明確で革新に優しい規制を提供することを約束している。これにより、米国が世界の暗号資産リーダーシップの最前線に立つ可能性がある。」とマリオ・ナウファル氏がX（旧Twitter）に投稿した。
アトキンス氏はまた、SECのリップルとXRPに対する訴訟を積極的に批判している。同氏は訴訟に矛盾があると示唆し、ゲンスラーが訴訟を取り下げる可能性があると述べた。しかし、現SEC委員長はアルトコインを精査する決定を堅持し、それが市場のパフォーマンスに大きな影響を与えてきた。ゲンスラー氏は先月辞任を発表し、1月に退任する予定である。
「トランプ氏は暗号資産支持者のポール・アトキンス氏を証券取引委員会（SEC）の議長に選んだと、議論に詳しい3つの情報源が伝えている。XRPの目標は10ドルだ！さようならゲイリー、こんにちはリップルの上昇」とインフルエンサーのオスカー・ラモス氏がXに書いた。
噂にもかかわらず、いくつかの情報源はアトキンス氏がオファーを受け入れる可能性が低いと主張している。同氏は現在いくつかのビジネスに関与しており、SEC委員長になるにはそれらの企業から辞任する必要がある。これは、すでに5年間SECを率いた人にとって魅力的でない提案かもしれない。
「ポール・アトキンスが次のSEC議長に選ばれたという報道が本当かどうか、多くの人が私に尋ねている。私はこう言う：ドナルド・トランプ自身からの公式発表を見るまでは確認されていない」とFOXビジネスのエレノア・テレット氏がXに投稿した。
それでも、憶測はすでに暗号資産市場に影響を与え始めている。XRPは過去1時間で1.5%上昇し、2.57ドルに戻った。特に、リザーブライツRSRトークンはニュース以来、約30%急騰した。報道によれば、アトキンスは以前RSRのアドバイザリーボードにいたという。
全体として、公式なSEC議長はまだ確認されていない。ゲイリー・ゲンスラー氏の後任が暗号資産に対する機関の姿勢を見直し、米国の規制シーンを好転させる可能性がある。
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