韓国最大の暗号資産取引所であるUpbitは、本日、Story Protocolのネイティブトークン「Story(IP)」の上場を発表した。この発表を受け、トークン価格は2桁の上昇率を記録し、IPは暗号資産データサイトCoinGeckoで最も注目される銘柄となった。
ストーリー(IP)、アップビット上場を確保
Upbitの公式通知によれば、IPは韓国ウォン(KRW)、ビットコイン(BTC)、テザー(USDT)の3種類の通貨ペアで取引可能となる。取引開始は韓国標準時(KST)13時を予定している。
入出金については、IP-Storyネットワークを通じてのみ行われ、発表から90分以内に受付を開始する。Upbitは、サポート外ネットワーク経由の入金は処理されないため、入金前のネットワーク確認が不可欠であると強調した。
市場安定化措置として、Upbitは一時的な取引制限を導入する。上場直後の5分間は買い注文が制限され、前日終値の10%以下での売り注文は同時間帯にブロックされる。また、取引開始から2時間は指値注文のみが許可される。
トラベルルールに準拠するため、入出金のための仮想資産事業者リストに含まれていない取引所からUpbitに資産が送金された場合、処理されず、返金には時間がかかる可能性がある。
Upbit通知文
この上場により、市場活動は急速に活発化した。IPは16.13%上昇し、トークン価格は約6.2ドルから7.2ドルへ上昇。一部反落後も、本稿執筆時点では6.8ドルで取引され、発表以来10.58%の上昇を維持している。過去24時間では15.9%の値上がりを記録し、CoinGeckoで2番目に高い上昇率となった。

取引量も急増し、前日比346.7%増の1億6,900万ドルに達した。これは投資家の関心の高まりを示す数字である。
今回の上昇は、より広範な上昇トレンドの一環とみられる。IPは過去1カ月で127.9%値を上げ、暗号資産市場全体の15.9%の上昇率を大きく上回った。
さらに、機関投資家の関心も高い。7月31日、米資産運用会社Grayscaleは「Grayscale Story Trust」を設立し、投資家に対して規制された形でIPへのエクスポージャーを提供する方針を述べた。
知的財産と現実世界のデータを完全にプログラム可能なオンチェーン資産に変換することで、Storyは世界の知的財産経済の基盤インフラを構築しており、その市場規模は最大80兆ドルと推計されている。
Grayscale
これらの動向を踏まえると、IPトークンの市場環境はきわめて良好である。暗号資産市場全体が強気基調を維持する中、そのパフォーマンスは今後も注目を集めそうだ。
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