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12月米CPI横ばい予想=FRB目標上回る水準

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著者:
FXStreet

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編集:
Shigeki Mori

13日 1月 2026年 17:59 JST
  • 米国の消費者物価指数は12月に前年比2.7%上昇する見通しだ。
  • コアCPIインフレ率は、FRBの目標を大きく上回ったまま高止まりする見通しだ。
  • 投資家は現時点で年内に0.5%の利下げを織り込んでいる。
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米労働省統計局(BLS)は13日22時30分(日本時間)、12月の消費者物価指数(CPI)速報を発表する予定。今回の報告では、2025年12月も物価が全体的に安定していたことが示される見込み。例年通りインフレの重要指標であり、米ドル(USD)の短期的な動静を引き起こす可能性がある。

とはいえ、この発表が直ちに米連邦準備制度理事会(FRB)の大局観を動かす可能性は低い。現在、政策担当者は主に国内雇用市場の健全性に着目しており、本データが金融政策再考につながるには、よほどのサプライズが必要とされる。

次回CPI発表の注目ポイント

インフレそのものについては、大きなサプライズは予想されていない。ヘッドラインCPIは12月前年比で2.7%上昇と見込まれており、前月から変わらず。変動の大きい食品・エネルギー分を除外したコアインフレ率も同様で、2.6%から2.7%へ小幅に上昇する見通しだが、FRBの目標値を依然として上回ったまま。

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月次ベースで見ると、ヘッドラインとコアCPIのいずれも安定した0.3%の伸びが予想されており、インフレがゆっくりとしか沈静化していないことを裏付けている。

このことは、12月の利下げが確実視されなかった理由でもある。12月30日に公開された議事録では、委員会内に深い分裂があり、複数の当局者が判断はきわどく、据え置きも十分な選択肢だったと述べている。

TDセキュリティーズのアナリストは、速報を次のように予想している。

「政府機関の一時閉鎖の影響を受け、コア部門のインフレは第2四半期に3%でピークをつけると予想している。2026年下半期には緩やかなデフレ傾向が続くとみており、コアCPIインフレ率は年末に2.6%となる見通し。」

米消費者物価指数がEUR/USDに与える影響

投資家らは依然として12月の非農業部門雇用者数(NFP)の入り混じったシグナルを消化しているが、その議論は徐々に注目度を下げている。FRBの独立性に対する新たな懸念が再浮上しており、火曜日のインフレ・データの意義を覆い隠す可能性がある。

FRBが引き続き雇用市場を重視している現状では、12月CPIの数値がどちらの方向に動いても、実質的な金融政策の転換理由にはなりえない。

EUR/USDの見通しについては、FXStreetのパブロ・ピオバノ上級アナリストがテクニカル分析を共有している。

「EUR/USDが短期の55日移動平均線(1.1639)を明確に下回れば、より深い下落局面が見込まれる。この場合、200日移動平均線(1.1561)が早期に意識される」同氏は語る。「さらにその下では、11月安値(1.1468、11月5日)や8月最安値(1.1391、8月1日)が次の注目ポイントとなる。一方、12月高値(1.1807、12月24日)を明確に突破した場合は再び上昇傾向となり、2025年高値(1.1918、9月17日)が意識される。その先には重要な心理的節目である1.2000も控えている」とピオバノ上級アナリストは付け加えた。

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