米国の国債残高が39兆ドルを超え、2025年10月末に38兆ドルを突破してから約5か月間で1兆ドル増加した。
エコノミストのピーター・シフ氏は、指摘した。トランプ米大統領が14か月前に就任して以降、国債は2兆8000億ドル増加したという。同氏は、戦費の増加や金利上昇、さらなる景気後退が重なれば、トランプ米大統領が退任するまでに総額が50兆ドルに達する可能性があると警鐘を鳴らす。
一方、ピーターソン財団は、現状のペースが続けば、今年秋の選挙までに米国債務は40兆ドルに到達すると予測する。
「米国の高水準かつ増加傾向にある債務は、経済の将来を脅かすため重要な問題である」と記事は述べている。
議会予算局(CBO)の2026年から2036年までの予算・経済見通しでは、赤字が2026年に1兆9000億ドル、2036年には3兆1000億ドルまで拡大する可能性があるとされる。
「CBOの基準となる前提に基づき、連邦政府は2025年末から2036年末までにさらに26兆ドルを借り入れる見通しである。この借り入れによって、公開市場が保有する債務は最終的に56兆ドル、GDPの120%に達する」と報告書は指摘している。
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こうした状況を背景に、ビットコイン支持者は主張する。債務増加はゴールドやビットコインのような「ハードマネー」(供給が固定された資産)の意義を高め、法定通貨より購買力を維持しやすいと考える。
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債務増加は中央銀行による通貨発行や低金利政策を強いるため、法定通貨が弱くなりやすい。ビットコインの供給固定性は通貨価値下落のヘッジとして魅力を持つ。ただし、この関係はすぐには反映されない。
短期的な価格動向は、こうしたマクロの見方とかけ離れる場合も多い。