ライトコイン(LTC)保有者は2026年に入っても依然として利益を得られない状況が続いている。価格は前年10月の急落により重しとなっている。しかし、より広い相場全体を見渡すと、ライトコインには反転の可能性を示す複数の兆候が見られる。
反転シナリオを裏付ける好材料としては、継続的なクジラによる取引活動や、ライトコインへの新たな関心の高まりが挙げられる。
Sponsoredクジラによるライトコイン取引の長期支配とは
Coinglassのデータによれば、LTCのクジラ対個人投資家デルタは2024年第4四半期から現在にかけて、ほぼ一貫してプラスを維持している。
クジラ対個人投資家デルタは、クジラと個人投資家の取引活動の差分を示す指標。この数値がゼロより上で、過去水準より高まっている場合、クジラの参加が強まっていることを示す。
このような動きは、安値圏でのポジション積み増しを示唆する。価格上昇時には、強い売り圧力への警戒信号ともなる。
ライトコインに関しては、チャート上で赤と緑の2つの異なる局面が明確に示されている。
2024年第4四半期以前は、デルタはマイナス推移が続いた。この期間は個人投資家主体の取引が優勢で、LTCは主に100ドル未満で推移した。第4四半期以降はクジラが主導権を握り、デルタはプラスに転じたものの、LTCは依然として数年に及ぶ横ばいレンジ内にある。
このパターンは、個人投資家が投げ売りした可能性と、クジラが積極的にポジションを準備している状況を示唆する。
Sponsoredさらにオンチェーン分析プラットフォームSantimentの短期データによれば、ライトコインのネットワーク活動が急増している。クジラによる取引数は過去5週間で最多となった。
「歴史的に見ると、クジラの動きが急増したときには、資産が反転する確率がかなり高まる」 とSantimentが報告した。
このデータからは、たとえLTCがさらに下落したとしても、いつでも回復や反転が起き得るとの見方が一層強まる。
デリバティブ市場のデータでは、LTCのオープン・インタレストが直近で急増した。マイナス面としては、オープン・インタレストが高まると、トレーダーが高レバレッジで取引した場合の清算リスクも増す。
一方で、より多くのトレーダーがライトコインにエクスポージャーを増やしていることも示す。この変化は、LTCへの個人投資家の関心回復の兆しである可能性がある。
総括すると、長期的・短期的なクジラの活動と、デリバティブ市場での勢い回復が重なった状況は、LTCの回復の可能性を示唆する。
ただし、前年の高値から約46%下で推移しており、反発が容易かつ急速に進むとは考えにくい。