イーサリアム(ETH)は16日、アジア市場の早朝取引で2,200ドルを突破し、1カ月ぶりの高値を記録した。
時価総額で2位の暗号資産が週末からの上昇基調を維持する中、オンチェーンデータによればクジラがこの勢いを利用し、目立った買い増しを行っている動向が確認された。
イーサリアムクジラが買い増し加速
Lookonchainは、ビットコインの初期提唱者でShapeShift創業者のエリック・ブーリース氏が、約1年間の空白期間を経てETHの買い増しを再開したと報告した。
ブーリース氏は1年前、1ETHあたり平均3,324ドルで12,886ETHを約4,283万ドルで売却していた。2026年3月には、同氏関連の2つのウォレットが2万3,393ETHを買い増し、総額は約4,908万ドルとなった。平均購入価格は2,098ドル。
「同氏は現在もUSDT3,525万ドル分を保有しており、さらにETHを購入する可能性がある」とLookonchainは記した。
また同プラットフォームは、初期イーサリアム貢献者と関連付けられるウォレット(0xf792)が1ETHあたり平均2,248ドルで7,769ETHを買い付け、1,746万ドルを支出したことも指摘した。
この買い傾向は最近始まったものではない。BeInCryptoは報じているが、3月11日以降、ウォレット0x8E34は8万157ETHを取引所から出金している。ほぼ同時期に別の大口投資家であるウォレット0x743dも1,1985ETHの購入に2,479万ドルを投じている。
Santimentのデータによれば、クジラ保有ウォレットのETH残高は3月12日から本稿執筆時点で1億1,347万枚から1億2,145万枚へと増加し、約798万枚増となった。
機関投資家の需要も拡大しつつある。現物イーサリアムETFはSoSoValueのデータによると、3週連続で純流入超を記録している。
この上昇基調がETH価格を高値圏で維持できるかどうかは、今後の市場全体の動向と継続的な買い増しにかかっている。