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SHIBA INU(SHIB)、30%上昇の背景とは

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ヘッドライン

  • 柴犬コイン(SHIB)は、過去24時間で15.2%、過去7日間で31.2%と急騰している。
  • SHIBのようなアルトコインは、ビットコインやイーサリアムのような市場をリードする暗号通貨に続いて、トレーダーが大きな資産から小さな資産に利益を再投資することで、しばしば力強い成長を遂げることがある。
  • 柴犬コインの開発チームは、イーサリアムの上で動作する新しいレイヤー2ネットワーク「Shibarium」を開発しており、これにより、コスト削減と取引速度向上を実現できると主張している。
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ミームをモチーフにした暗号通貨柴犬コイン(Shiba Inu:SHIB)の価値が急上昇している。BeInCryptoのデータによると、SHIBの価格は24時間で15.2%、過去1週間で31.2%上昇した。時価総額は小さいものの、SHIBは現在14位のデジタル資産にランクされており、価格は0.000012ドルとなっている。

ソース: BeInCrypto

いわゆる「Dogecoinキラー」も取引量が大きく伸びている。24時間の取引量は200%近くも増加、取引所であるBinanceとCoinbaseがその大部分を受け持っている。

柴犬コイン(SHIB)の価格がブレイク中

今回のようなSHIBの急騰は、暗号通貨市場では珍しいことではない。アルトコインは、ビットコインイーサリアムといった市場をリードする暗号通貨に続いて、しばしば力強い成長を遂げる。これは、トレーダーが大きな資産から小さな資産に利益を再投資していることが原因と考えられる。

Santimentのデータによれば、取引所に転送されるSHIBトークンの量は1月10日に大規模なスパイクを見せた。同日だけで14兆円以上のトークンが取引所に預けられた。これは、これらの保有資産がスポット市場で売却されるのではなく、デリバティブ・ポジションを開くために使用されていることを示す可能性がある。

ソース: Santiment

しかし、デリバティブ取引の増加は、ロングポジションの清算が始まれば、ボラティリティ(価格変動性)の高まりにつながる可能性もある。

柴犬コインの背後にいるチームは最近、イーサリアムを基盤とするShibarium(シバリウム)という独自のレイヤー2ネットワークを開発していることを発表した。

同チームはブログで「シバリウムを価格つり上げの道具と見ている人がいる 」との認識を示した。しかし、それは 「このプロジェクトの焦点ではなく、決してそのようなことはない」と反論。その代わり、同チームは、この新しいレイヤー2ネットワークが、エコシステム内のトークンのためにコストを削減し、取引速度を向上させると考えている。

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Shigeki Mori
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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