ミームをモチーフにした暗号通貨柴犬コイン(Shiba Inu:SHIB)の価値が急上昇している。BeInCryptoのデータによると、SHIBの価格は24時間で15.2%、過去1週間で31.2%上昇した。時価総額は小さいものの、SHIBは現在14位のデジタル資産にランクされており、価格は0.000012ドルとなっている。
いわゆる「Dogecoinキラー」も取引量が大きく伸びている。24時間の取引量は200%近くも増加、取引所であるBinanceとCoinbaseがその大部分を受け持っている。
柴犬コイン(SHIB)の価格がブレイク中
今回のようなSHIBの急騰は、暗号通貨市場では珍しいことではない。アルトコインは、ビットコインやイーサリアムといった市場をリードする暗号通貨に続いて、しばしば力強い成長を遂げる。これは、トレーダーが大きな資産から小さな資産に利益を再投資していることが原因と考えられる。
Santimentのデータによれば、取引所に転送されるSHIBトークンの量は1月10日に大規模なスパイクを見せた。同日だけで14兆円以上のトークンが取引所に預けられた。これは、これらの保有資産がスポット市場で売却されるのではなく、デリバティブ・ポジションを開くために使用されていることを示す可能性がある。
しかし、デリバティブ取引の増加は、ロングポジションの清算が始まれば、ボラティリティ(価格変動性)の高まりにつながる可能性もある。
柴犬コインの背後にいるチームは最近、イーサリアムを基盤とするShibarium(シバリウム)という独自のレイヤー2ネットワークを開発していることを発表した。
同チームはブログで「シバリウムを価格つり上げの道具と見ている人がいる 」との認識を示した。しかし、それは 「このプロジェクトの焦点ではなく、決してそのようなことはない」と反論。その代わり、同チームは、この新しいレイヤー2ネットワークが、エコシステム内のトークンのためにコストを削減し、取引速度を向上させると考えている。
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