国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードは5月31日、暗号通貨XDCの取り扱いおよび、積立サービス、貸しコインサービスを開始した。SBI VCトレードは5月11日、XDC Networkと日本企業で初めてパートナーシップ契約を締結していた。
XDCは6月中にも、大手マーケットメイカーであるB2C2での取扱いやステーキングサービスも提供を開始する。8月にはステーキングと入出庫にも対応するべく準備を進めているという。その後は、XDCの日本オフィス開設を皮切りに、国内でのユースケース拡大、SBIグループ企業との提携も模索していく。
XDC共同創設者リテッシュ・カッカド氏は「SBIとの提携は、貿易金融、決済、トークナイゼーション等の大きなブロックチェーンビジネスのユースケースを展開し、我々XDCにとっても日本のマーケットでビジネス展開する上で大きな一助となるだろう」と語った。
SBIおよびXDCは取り扱いを記念し、31日より順次、Twitterフォロー&リツイートキャンペーン、新規口座開設キャンペーン、年率100%のXDC貸コインキャンペーンを開催している。
XDC とは
XDC Networkは年間2,000兆円言われている貿易金融の効率化を目指し、企業や金融機関などエンタープライズに特化したブロックチェーンだ。XDCではDPoS(Delegated Proof of Stake)をさらに独自改良したコンセンサスアルゴリズムにより、処理能力の効率化や低い手数料を実現。1秒あたりの処理数(TPS)は2000トランザクションで、平均手数料0.00001ドルとなっている。高速かつ安価な取引の提供により、貿易金融やサプライチェーン管理、クロスボーダーペイメントなど世界中の経済活動における活用が期待されている。
- DPoS(Delegated Proof of Stake)とは、ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズム。トークン所有者が代表ノードを選出し、効率的なブロック生成を行う。これにより、エネルギー消費が少なく、高速なトランザクション処理が可能となる。
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