XLMは今月23%上昇し、0.451ドルまで急伸した。ただし、投資家からの資金流出増加や上昇トレンドの鈍化により、今後は逆風に直面する可能性がある。この動きの持続性に懸念が出ており、反転の可能性が意識されている。
ステラ投資家は弱気
XLMのチャイキン・マネー・フロー（CMF）はゼロラインを下回り、資金流出の増加を示している。これは、直近の価格上昇を受けて投資家が保有資産を売却している可能性を示唆する。
利益確定の動きが進むことで、これらの流出はXLM価格のサポート力を弱め、強い買い支えがなければ下落リスクが高まる。投資家の撤退が続けば需要が減少し、価格下落に拍車がかかる可能性もある。
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XLMの直近の上昇トレンドは、パラボリックSARがローソク足の下に位置していることで確認できるが、勢いの衰えが見られる。トレンドの強さを測る平均方向性指数（ADX）は、重要水準である25.0に接近している。
この水準を下回れば、現在の上昇トレンドが弱まっていることを示す可能性がある。トレンドが鈍化すれば、XLM価格は反落に転じる恐れがある。
XLM価格が障壁に直面
XLMは現在0.451ドルで推移し、0.445ドルのサポートを上回っている。過去11日間で約23%上昇したが、0.470ドルの重要なレジスタンスが依然として壁となっている。この水準を突破できない場合、0.424ドルまで下落してもおかしくない。
0.470ドルを突破できない場合、価格は0.424ドルでのもみ合いに移行する可能性がある。直近の上昇は目立つが、この抵抗水準や資金流出の状況は、強いサポートなしでは上昇の持続が難しいことを示している。
一方、0.470ドルを突破しサポートに転換できれば、XLMは0.500ドルを目指して上昇を継続する可能性がある。そのためには、持続的な買い意欲と現在の弱気指標の反転が必要となる。
