Stellar(XLM)は過去1カ月下落が続き、広範な市場センチメントの悪化で14.7%下落した。ただし直近1週間のXLM価格はほぼ横ばいで推移し、調整終了が近い兆し
いくつかのオンチェーンとテクニカル指標が、XLMの買い手と売り手のにらみ合いが近く強気に崩れる可能性を示唆。詳細は以下のとおり
Sponsored買い手・売り手の攻防が鮮明
日足では、 XLMは対称三角形内で推移している — 買い手と売り手が拮抗する局面で形成される形である。これは迷いを示す。高値は切り下がり、安値は切り上がる。ブレイク前に価格レンジが収縮する。
現在のパターンでは、三角形の上下トレンドラインの接点は各2つにとどまる。構造は双方で相対的に弱い。
どちらも主導権を確立していない。短期のモメンタムでも次の方向が決まる。小さな値動きが意思を試すが、明確なトレンドは確定しない。要するに、次のブレイクは先に動く側に左右される。強さの差とは限らない。
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このセットアップは直近3カ月で19%超下落した後に形成された。モメンタムが強まれば、小幅反発でもより大きな回復局面の起点になり得る。
Sponsored売り圧力、急速に後退
色分けで売買優位を示すワイコフ出来高チャートも、この見方を支持する。売りを示す黄色のバーは昨日から着実に縮小している。買い手が供給を吸収し、売り手が徐々に後退している兆候である。
興味深いことに、10月17日から18日に同様の動きが出た。売り出来高の減少に続き、XLM価格は15.1%上昇した。同じ構造が再形成されつつある。下押し圧力の枯渇が近いとの見方が強まる。ただし、売り方の弱さを完全に確認するには、青か緑のバーの出現が必要である。
XLM反発で注視すべき重要水準
拡大して見ると、XLM価格は三角形の下側トレンドラインを尊重している。0.30ドルが強い支持であることを示す。0.30ドルを維持すれば、0.33ドルまでの上昇が見込める。上昇率は7.8%である。
0.33ドルを上抜けば、0.35ドル、最終的には0.39ドルが視野に入る。なお、0.33ドル超えで上側トレンドラインは破られるが、その線も接点が2つだけで同程度に弱い。
つまり、XLM価格が上向くなら、下落より上方ブレイクの方が起こりやすい。
一方、XLMが0.30ドルを失うと、次の重要な支持は0.28ドル近辺となる。0.30ドル割れはトレンドラインの崩れを意味する。XLM価格の下押し圧力が強まる恐れがある。
いまのところ、ワイコフの売りシグナルは弱まり、0.30ドル近辺で底固めが進む。強気な材料である。市況が悪化しなければ、買い手がStellar(XLM)の価格構造を再び掌握しつつある可能性が高い。