ステラルーメン(XLM)は約14%上昇し、現在0.1776ドルの61.8%フィボナッチ・リトレースメント水準に迫っている。2026年3月25日時点の12時間足チャートで、アルトコインは0.1777ドルで推移。
チャイキン・マネー・フロー(CMF)指標での強気なダイバージェンスと、先物市場で長期ポジションが優勢なことが、この上昇を支える要因となっている。ただし、61.8%フィボナッチ水準は過去にXLMの上値を抑えた経緯があり、再度の反落となれば深刻な影響が出る可能性。
ダイバージェンスが買い圧力回復とXLM上昇を示唆
現在、チャイキン・マネー・フロー(CMF)は0ラインを上回る0.07となっている。この値が重要なのは、1月から2月にかけてXLM価格が安値を切り下げる一方、CMFは安値を切り上げていたためである。
これは、2月18日から3月23日にかけて現れた典型的な強気のダイバージェンス。価格とモメンタムが反対方向に動き、売り圧力の弱まりを示唆していたXLMが下落を続ける中でもCMFの安値を結ぶトレンドラインは、一貫して1月下旬のマイナス0.25ゾーンから現在の0超まで上昇を続けている。
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CMFが0を上回ることは、買いボリュームが売りを上回っていることを示す。強気継続の条件として、CMFは0以上を維持し、理想的には0.10~0.20のレンジに向かう必要がある。再度0を下回れば、この抵抗水準で買い勢が迷い始めている可能性を示唆。
XLM先物市場で強気派が優勢
CMFのダイバージェンスが強気を示唆している一方で、バイナンスのXLM無期限先物の清算マップはより複雑な状況を示す。現在価格0.1775ドルは、全チャートの中で最もロング清算レバレッジが密集したゾーンに位置。
0.163ドル水準では、累計ロング清算レバレッジが430万ドルとなる。このゾーンは、レバレッジの高いロングポジションが価格下落で強制清算されるポイント。現価格より上ではショート清算レバレッジが段階的に積み上がり、上抜けが生じればショート勢のショートカバーでさらなる上昇圧力となる。
先物市場でロングポジションが優勢であることは、XLMの一段高への期待感を反映する。ただし、その集中は同時にリスク要因となる。61.8%フィボナッチ水準で上昇が頭打ちとなれば、0.1700~0.163ドル帯のロングが連鎖清算される恐れがある。
XLM価格、過去の難敵と再び対峙
1月高値0.2228ドル付近から2月安値0.1469ドルまでのフィボナッチ・リトレースメントチャートでは、61.8%水準が0.1776ドルとなる。XLMは過去にこの水準をテストした。2月中旬には一時61.8%ゾーンに接近したものの反落し、50%水準の0.1710ドルを割り込んで最終的には38.2%の0.1618ドル付近まで下落した経緯。
XLMはここ2日間で14%上昇し、再び61.8%の壁に到達。さらに、減少ウェッジのチャートパターンも形成しており、追加の上値抵抗材料となる。計測上の上抜けターゲットは0.2010ドルで、ブレイクアウト時点から25.09%の上昇に相当。このパターンは一時無効化されかけたが、回復により成立が維持された。
このターゲットが現実味を帯びるには、XLMが0.1776ドル上抜け・終値確定することが条件となる。次の重要チェックポイントは78.6%リトレースメント水準の0.1859ドルであり、ここを超えれば0.2010ドルも現実的となる。
無効化シナリオは明快である。0.1776ドルでの反落後、0.1586ドルサポート割れとなれば、0.1630ドル付近の厚いロング清算ゾーンを一気に巻き込むリスク。430万ドル相当のレバレッジ・ロングが強制清算圏となり、下落圧力が一段と増す。さらに下にはフィボナッチ・チャートで0水準にあたる0.1469ドルのスイング安値が控える。
XLMは、61.8%のフィボナッチの壁を突破して0.2010ドルを目指すか、過去と同様の展開となり、拒否された結果として清算主導の0.1630ドルへの下落となるかのどちらかである。